シチリアを旅するなら。。。 -2ページ目

シチリアを旅するなら。。。

日本では手に入りにくい、シチリアの現地情報満載でお届けしています。
現地オプショナルツアー、シチリア家庭料理教室のご案内など。
旅の予定がある方も、シチリアの雰囲気を味わいたいだけの方も、ぜひお立ち寄りください。。。

下請けのような仕事で、
空港送迎+チェックインのお手伝いをすると、
帰り道は路線バスを利用することになる。
写真はバス道から見えるカターニアのドゥオモの円屋根。
路線バスには路線バスの面白みがあるし、
自動車よりも高い所から見える景色は新鮮で、
いつも楽しいです。
今日の50代男性運転手さんがこれまた傑作でした。
兎に角おしゃべり大好きな方。
運転席の斜め後ろに座った20代男性客を捕まえて、
「何歳?」
「兵隊さんに見えるけど何してるの?」
「あ~その仕事だったら、僕の従兄の〇〇知ってる?」
「結婚してるの?子供はいるの?」
「彼女は?」
「友達は?」
このまま目的地まで続いていたら、
「お父さんは何の仕事?」
「お母さんは何してるの?」
「兄弟はいるか?」
「親と住んでるの?」
「家は持ち家か?賃貸か?」
「いくら収入があるか?」
「預金はあるか?」
「好きな食べ物は何か?」
と質問は続きプロフィールを丸っ裸にされてたことでしょう。
幸いにも15分後に着いた停留所から
運転手さんのお友達のような同僚と思しき男性が乗ってきたので、
職質状態の乗客は解放されましたが、
同僚の方とずーーっとおしゃべりしてました爆  笑
 
それにしても
この運転手さん、
徹子の部屋か阿川佐和子のこの人に会いたいレベルの
聞く力と話の展開力に
徹子も佐和子も及ばないユーモアがあって、
ついつい耳をダンボにしてしまいました爆  笑
職質の受けたお客さんも嫌な思いは全然しなかったようで、
降車時、笑顔で握手をして別れてました。
 
総合的に面白いバス時間でしたが、
前に座った男の子が今イタリア中の若者の95%が使ってる、
私が嫌いな香水をプンプンさせてたのと、
後ろの子供が私の椅子を揺すったり押したりするのにはまいりました笑い泣き
 
8月に我慢してたこと
まさにそれは
ほうきの買い替えでした。
まだ生きてたら107歳になってたであろう義母が
8月になると
「non comprate scope nuove ad agosto」
(8月に新しいほうきを買うな)
と、言っててね、頭にこびりついてるのです。
おまけにいつも8月になると、
ほうきの状態が悪くなって、ほうきを買い替えたくなるんです。
だからきっと、
8月は暑くてほうきがすぐダメになるとか、
科学的根拠があるのだろうと思って、
9月を待って買い替えてきました。
 
どうして8月にほうきを買ってはいけないのか
科学的根拠があるのか調べてみると、
確かに謂れはあるものの(特に南イタリア~シチリア)
理由はまちまちでして…。
 
帝政ローマ時代
8月は初代皇帝アウグストの生まれ月だから
お祝いの月
大掃除したり、引っ越ししたり
ドタバタするもんじゃないから、
ほうきも買うな…
 
秋の収穫を前に引っ越すことなんてないから、
ほうきを買う必要もない
 
8月にほうきを買うと災いを招く
 
8月にほうきを買うと夫を失うことになる
 
などなど…
 
期待してた科学的根拠は皆無でした笑い泣き
 
ついでに
イタリアで8月にしちゃいけないと言われるのは
結婚、
引っ越し、
ほうきの購入。
 
全般的に8月は新しいことを始めるものじゃない
ということがベースになってるようです。
 
ほうきと言えば
Scopa nuova fa rumore
(新しいほうきは音がする)
という諺もありまして、
新しく来た人は新しいルールを作りたがる
みたいな意味合いで使われますが、
とにかく新しいほうきはいい音を立てて
よーく働いてくれてますニコニコ
 
 

濃厚な3日間中でして

 

 

ゾウさんがいる広場に行ったり
 

あえて草ボーボーのブドウ畑に行ったり
 

たった3本で2200€のワインのお買い物にお付き合いしたり、
 

ゴッドファーザーの世界に行ったり、
 

火星
のような

エトナ山に来て、
これから空港へ。
 
濃すぎて目が回りそうです。