下請けのような仕事で、
空港送迎+チェックインのお手伝いをすると、
帰り道は路線バスを利用することになる。
写真はバス道から見えるカターニアのドゥオモの円屋根。
自動車よりも高い所から見える景色は新鮮で、
いつも楽しいです。
今日の50代男性運転手さんがこれまた傑作でした。
兎に角おしゃべり大好きな方。
運転席の斜め後ろに座った20代男性客を捕まえて、
「何歳?」
「兵隊さんに見えるけど何してるの?」
「あ~その仕事だったら、僕の従兄の〇〇知ってる?」
「結婚してるの?子供はいるの?」
「彼女は?」
「友達は?」
このまま目的地まで続いていたら、
「お父さんは何の仕事?」
「お母さんは何してるの?」
「兄弟はいるか?」
「親と住んでるの?」
「家は持ち家か?賃貸か?」
「いくら収入があるか?」
「預金はあるか?」
「好きな食べ物は何か?」
と質問は続きプロフィールを丸っ裸にされてたことでしょう。
幸いにも15分後に着いた停留所から
運転手さんのお友達のような同僚と思しき男性が乗ってきたので、
職質状態の乗客は解放されましたが、
同僚の方とずーーっとおしゃべりしてました
それにしても
この運転手さん、
徹子の部屋か阿川佐和子のこの人に会いたいレベルの
聞く力と話の展開力に
徹子も佐和子も及ばないユーモアがあって、
ついつい耳をダンボにしてしまいました
職質の受けたお客さんも嫌な思いは全然しなかったようで、
降車時、笑顔で握手をして別れてました。
総合的に面白いバス時間でしたが、
前に座った男の子が今イタリア中の若者の95%が使ってる、
私が嫌いな香水をプンプンさせてたのと、
後ろの子供が私の椅子を揺すったり押したりするのにはまいりました