ただ、今回は想定を超える降雨量だったことから、担当者は「仮に暗渠化していなかったとしても、川のどこかではあふれていた可能性が高い」としたうえで、「地下部分で詰まって、その直前であふれた可能性もある」と話した。
市役所は災害時には対策本部が置かれる重要な施設だが、今回はあふれた水が地下に流れ込み、電気設備が水没して9日夕まで停電が続き、防災拠点としての機能が果たせなかった。
市役所のすぐ近くが水害が発生しやすい場所になっている点について、河川防災を研究する筑波大の白川直樹准教授は「計算以上の水が流れた場合、暗渠の手前は水があふれやすくなる。絶対にあふれてはいけない場所では避けた方がいい。市役所をつくる場合そのリスクも考えるべきだ」と指摘する。
一方で、平地が少ないという日立市の地形的な特徴にも言及。「理想を言えば、想定を超える雨が降ったとき、どこにあふれさせれば被害が抑えられるかまで考えるべきだが、日立の場合は山と海が近く、田んぼなどに水を逃がすことが難しい事情もあると思う」と話した。
①川には段差があって、それが川の合流地点より暗渠側にある。その影響があったのではないかと思われる。
②日立市役所建設によって川の護岸工事によってより狭くなったと言う声もあった。数沢川。また、マルト平沢方面にある市役所前の橋でやや左カーブとなっているので、その影響があったに違いないと思われる。
③市役所前の川の深さが足らなかったことも考えられます。
④市役所側に氾濫防止のため堤防を造らなかったのも影響があったと思われます。
④市役所の駐車場の高さと出入口まで道の問題があると思う。この部分を高くしていたなら、どうであったのか。そして分散されていた業務の集約のために新庁舎へまとめたために建物を大きくしなければならなかったが、7階建てより10階建てにして、フロアスペースを狭くすればよかったのかもしれない。その分を川の暗渠部分を大きくして、なるべくなら曲がらないように真っ直ぐ国道6号へ向けるべきだったのかなと思うところであります。
⑤市庁舎の防水工事は必要ですね。