当時、本誌が取材した依存症治療の専門家は、「アルコール依存症の治療で大切なことは、自身の安全地帯を増やしていくことで、彼がサーフィンや楽器の趣味を継続することは治療として有効。しかし、もし趣味の仲間達と一緒にいることが、逆に飲酒の機会を増やしてしまうのなら、主治医がいったんその趣味を棚上げするよう指示した可能性はある」と、“断捨離”が“治療”の一環であった可能性を指摘していた。



 

【千葉】2021年に八街市で起きたトラックによる児童死傷事故をきっかけに、飲酒運転を撲滅する機運が一時高まったが、その後も飲酒運転は後を絶たない。違反者全員がアルコール依存症者ではないが、依存症者の中には飲酒運転を繰り返す人もいる。依存症は医療とつながりにくく、再発しやすい病気だ。医療機関ではどんな治療を行っているのか。現場を訪ねた。(伊藤繭莉)

 今月上旬の船橋北病院。県のアルコール依存症の治療拠点機関に選定されており、この日は20〜80代の患者約25人が集まった。週1回、通院での集団治療プログラムを実施しており、自分の酒の飲み方を振り返りながら、具体的な対処法などを学んでいる。

 参加した患者はお互いに向かい合わせになるよう、円を描いて座った。ひとり一人が順番に、この一週間を振り返った。

 「夢の中で酒を飲んだ」

 男性の1人がそう発言すると、他の参加者たちも「自分も」と手を挙げた。円に加わっている川上史子看護師が、「『飲酒ドリーム』と言い、回復過程にある人は見ることがあるんですよ」と解説した。

 次に、飲酒により大切な人との信頼関係を崩した経験を振り返った。

 「酒を飲む時間がほしくて家族と連絡を取らなかった」「前夜に部下から報告を受けても、翌日に忘れることが3カ月続いた」

 全員が飲酒により家族や同僚との関係を壊したことを明かし、信頼を取り戻すために実践していることを語り合った。同席した医師は、再飲酒がきっかけで断酒をめざすことをやめてしまう人がいると指摘し、「飲んでしまった時に、その原因を素直に話してほしい」と伝えた。

 船橋北病院では、2カ月間の入院治療プログラムのほか、デイケアや家族支援も行う。昨年の新規の外来患者は約1100人。40代後半から60代の男性が多い。自主的に病院に来る人はまれで、家族らに連れてこられる人が多いという。

 治療では、飲酒すると、嘔吐(おうと)や頭痛などの反応を引き起こす抗酒剤や飲酒欲求を減らす断酒補助薬が処方される。入退院を繰り返す人も少なくない。通院をやめて、半年後に心不全などで亡くなっていたというケースも珍しくない。

 月間秀樹副院長は「医療や自助グループにつながっていれば、回復の可能性はある。ただ、つながるのも、つながり続けるのも難しい」。川上看護師は「本人がどう生きたいのかを考え、そのために本当に酒が必要なのか、考えていく。本人の主体的な回復が必要だ」と話す。

 相談は、同病院の地域連携室(047・457・7000)まで。

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 2019年に策定された県アルコール健康障害対策推進計画では、依存症の専門的な治療ができる医療機関の整備を掲げている。

 目標として、今年度までに4カ所の専門医療機関の整備や、医療従事者の研修参加数を200人と掲げた。だが、現在は3カ所の専門医療機関の整備にとどまり、コロナ禍で研修が中断となった影響で、研修に参加した医療従事者は186人だった。県の担当者は「専門医療機関になるには、研修の受講が必要となり、病院経営にも関わる。専門性が高く、なり手が少ない」と話す。

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 アルコール依存症 飲酒のコントロールができなくなる精神疾患で、長年の大量飲酒による生活習慣病でもある。依存症が進行すると、手の震えなどの離脱症状や一日中アルコールが抜けない状態が続く「連続飲酒」の症状が出てくる。

 厚生労働省が2021年に発表した「アルコール健康障害対策推進基本計画」によると、17年の患者数は4・6万人と推計される。運転免許取消処分者講習受講者を対象とした複数の調査で、飲酒運転で検挙された人のうち、3割程度が依存症の疑いがあったことが報告されているという。



 

 TOKIOの元メンバーの山口達也氏が24日までに「株式会社 山口達也」を立ち上げたことを発表した。同社の公式HPによると、アルコール依存症などの依存症全般に対する講演活動や、自身の経験を生かした企業向け危機管理セミナーを開催していくという。

 山口氏は同社HPで「2018年、2020年に私が起こしてしまった事件、事故につきまして、誠に申し訳ございませんでした 改めてお詫び申し上げます」と改めて謝罪。また「私がこの度患っている『アルコール依存症』は、完治しないと医師に宣告されました」とショッキングな言葉もつづられている。

 「この病気を克服する方法はただ一つ、『アルコールを一生一口も飲まない』事です」ともつづられ、アルコール依存症の詳細も記されている。

 また山口氏の兄も「私は、兄として弟が『一生アルコールを口にしない』という言葉を信じたいと思います」との文書を寄せ「弟は、依存症当事者はもちろんですが、特に依存症者の周りで苦しんでいる方々の助けになれるよう講演活動などを中心にやっていきたいと話しております。何卒ご理解の程お願い致します」としている。

 山口氏は、22年3月に飲酒運転防止インストラクター資格、同年6月にメンタル心理カウンセラー資格、同年10月に依存症予防教育アドバイザーの資格を取得したと記されている。

 山口氏は18年に女子校生への強制わいせつ容疑で書類送検(後に起訴猶予処分)され、ジャニーズ事務所を退所。20年には酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕された。




 

 

 2018年にジャニーズ事務所を退所した元・TOKIOの山口達也さん(51)が、新会社「株式会社山口達也」を設立した。山口さんの元妻と息子がエールを送っている。

【映像】山口達也さんに寄せられた元妻&息子からのコメント

 山口が代表取締役を務める新会社は、自身のこれまでの経験を活かし、「アルコール依存症の周りにいる方々」「依存症全般」に対する講演活動や、「企業向けの危機管理セミナー」の開催を予定しているという。

 山口さんは、新会社の公式サイトで「私がこの度患っている『アルコール依存症』は、完治しないと医師に宣告されました この病気と一生付き合って行こうと決めました この病気を克服する方法はただ一つ、『アルコールを一生一口も飲まない』事です」という決意を表明。

 また、「2018年、2020年に私が起こしてしまった事件、事故につきまして、誠に申し訳ございませんでした 改めてお詫び申し上げます 今は何故このような事態を招いたのか深く反省を続け、自戒をしつつ日々過ごしております 当時の私は、社会的影響力が強い立場でありながら、私に関わる全ての人々の信頼を損ね、又その報道を通じて多くの方々に不快な思いをさせてしまいました」と、つづっている。

 山口さんの会社設立を受け、山口さんの元妻で、ハワイ在住の高沢悠子さん(46)がInstagramを更新。英語で「私たちはあなたを誇りに思う」と、新たな門出にエールを送った。

 また、山口さんの長男でハワイのボーイズグループで活動しているshotaroさん(14)はInstagramのストーリーズで「おめでとう」とコメント。さらに、ファンから届いた応援メッセージも紹介している。(『ABEMA NEWS』より)



 


 



 




 




 



 




 





アルコール依存症の人は、なかなか自分が依存症であることを認めない。そのため、お酒に溺れやすい。そのために、交通事故や事件を起こしやすくなり、女性では、望まない妊娠になるケースも少なくはないのです。
否定の病とも呼ばれて、お酒を辞めるには、なかなか難しいです。一緒にいる人がお酒を飲ませようとすることでその人や場所から離れようとしないこともある。また家族がイエイブリングにならないように気をつけなければなりません。そして、病気で死亡することがある恐ろしい依存症なのです。

自分がアルコール依存症を認めて口外することで断酒するこどができます。しかし相手がそれでも飲まそうするならば、その人から去る離れるべきです。それが自分を守ることができるのです。
お酒が悪いのではない、飲む側がお酒との付き合い方が出来ていないだけなのです。アルコール依存症予備軍は断酒や減酒を早くやらなければならないのです。アルコール低減外来などに通院することです。


山口達也さんをこれからも応援しています。