(ブルームバーグ): 政府の総合経済対策に伴う2022年度第2次補正予算案で財源に充てる新規国債発行額は22兆8520億円となる。うち赤字国債は20兆3760億円、建設国債は2兆4760億円。ブルームバーグが資料を入手した。

一般会計の追加歳出は経済対策関係経費で29兆861億円となるが、既定経費の減額分などを差し引いた歳出額は28兆9222億円となった。22年度の一般会計予算案の歳出総額は139.2兆円。政府は8日に閣議決定する。

歳入では、今年度税収見通しを3.1兆円上方修正し、過去最高となる68.4兆円となった。

歳出増の内訳は、円安物価高騰対策に7兆8170億円、国土強靭(きょうじん)化対策などに7兆5472億円、予備費4兆7400億円を計上。財源ねん出のための既定経費1.1兆円を削減した。