「憎むのは統一教会だけ」山上徹也容疑者がツイートか「安倍政権に何があっても知った事ではない」とも2022/07/17 16:51日刊スポーツ 

安倍晋三元首相の銃撃事件で、山上徹也容疑者がツイッターに「憎むのは統一教会だけだ。結果として安倍政権に何があってもオレの知った事ではない」と、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)への恨みなどを投稿していたとみられることが17日、分かった。

山上容疑者のものとみられるツイッターには「オレが14歳の時、家族は破綻を迎えた。統一教会の本分は、家族から巻き上げさせたアガリを全て上納させることだ」などとつづられていた。家族については「祖父の目を盗んで金を統一教会に流していた母をとがめる者はもういない」と投稿。山上容疑者が当初狙っていたと供述している同連合の韓鶴子総裁について20年8月には「今年はおそらく鶴子は来ないだろう。それはオレにとって吉か凶か」とも。安倍氏が持病を理由に首相の辞意を表明した20年8月28日には「安倍政権のやり方が常に正しかったとは全く思わないが、結果として正しかった事を評価できなければその正しさは失われる」とある。

11日に記者会見した旧統一教会の田中富広会長は、山上容疑者の犯行に関して「教会に対する恨み、そこから安倍元首相の殺害に至るということは、とても大きな距離があって、私たちもその理解に少し困惑しております」と話していた。



山上容疑者、殺害示唆する手紙送付か 旧統一教会へ恨み記し、安倍元首相は「本来の敵ではない」2022/07/17 14:54日刊スポーツ 

安倍晋三元首相の銃撃事件で、殺人容疑で送検された無職山上徹也容疑者(41)が事件前、安倍元首相の殺害を示唆する手紙を岡山市内から山陰地方に住む男性に送っていたとみられることが17日、分かった。

日刊スポーツの取材に応じた男性によると、手紙はA4判1枚で、印字したものだった。事件から5日後の13日、男性が自宅のポストに届いているのに気づいた。

世界平和統一家庭連合(旧統一教会)への強い恨みがつづられ、安倍元首相については「苦々しくは思っていましたが、本来の敵ではない」「あくまでも現実世界で最も影響力のある統一教会シンパの1人に過ぎません」と記載されていた。

「安倍(元首相)の死がもたらす政治的意味、結果、最早それを考える余裕は私にはありません」とも書かれていた。

男性は自身のブログで旧統一教会への批判を展開していた。

手紙には、宗教団体「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」への強い恨み、生い立ちなどが理路整然と書かれていた。

「母の入信から億を超える金銭の浪費、家庭崩壊、破産…この経過と共に私の10代は過ぎ去りました。その間の経験は私の一生を歪ませ続けたと言っても過言ではありません」とつづられていた。

男性は「文章がすごくまとまっていて、分かりやすい。頭がいいなと思った」と話した。

手紙は岡山市内の郵便局が押したとみられる7月の消印があった。

男性は事件について「許されることではない」と話した。手紙の書き出しは「ご無沙汰しております」だった。男性は自身のブログには連絡先を記載しており「友達的なものを感じてくれていたのかも。犯行の前に連絡して相談してほしかった」と話した。【松浦隆司】



旧統一教会批判ブログの男性「連絡して相談してほしかった」山上容疑者から犯行示唆の手紙2022/07/17 19:41日刊スポーツ 

安倍晋三元首相の銃撃事件で、殺人容疑で送検された無職山上徹也容疑者(41)が事件前、安倍元首相の殺害を示唆する手紙を岡山市内から山陰地方に住む男性に送っていたとみられることが17日、分かった。

日刊スポーツの取材に応じた男性によると、手紙はA4判1枚で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)への強い恨みがつづられ、安倍元首相については「苦々しくは思っていましたが、本来の敵ではない」と記載されていた。

   ◇   ◇   ◇

男性によると、手紙はA4判1枚で、印字したものだった。事件から5日後の13日、自宅のポストに届いているのに気づいた。

「ご無沙汰しております」から始まる文章には、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)への強い恨みがつづられ、生い立ちなどが理路整然と書かれていた。

安倍元首相については「苦々しくは思っていましたが、本来の敵ではない」「あくまでも現実世界で最も影響力のある統一教会シンパの1人に過ぎません」と記載されていた。

男性は自身のブログで旧統一教会への批判を展開し、住所も記していた。山上容疑者と面識はないが、手紙には、男性のブログの読者であり、過去に投稿欄に書き込んだことがあると記されていた。

手製の銃などを今年の春ごろには完成させていたという趣旨を供述しているが、手紙には「銃の入手に(時間を)費やして参りました」と告白。生い立ち、旧統一教会との関わりなどが書かれていた。

「母の入信から億を超える金銭の浪費、家庭崩壊、破産…この経過と共に私の10代は過ぎ去りました。その間の経験は私の一生を歪ませ続けたと言っても過言ではありません」

岡山市内の郵便局が押したとみられる7月の消印があったが、日付の判読は難しいという。山上容疑者の自宅は奈良市内にあり、7日に岡山市を訪れ、遊説中の安倍元首相を手製銃で襲おうとしたことが分かっている。7日に手紙を投函(とうかん)した可能性がある。差出人名はなかった。

手紙には「安倍(元首相)の死がもたらす政治的意味、結果、最早それを考える余裕は私にはありません」と殺害を示唆していた。

男性は事件について「許されることではない」とした上で、手紙から受けた印象について「文章がすごくまとまっていて、分かりやすい。頭がいいなと思った」と話した。

男性はブログで旧統一教会の信者の子どもの問題を取り上げてきたが「悲惨なんてもんじゃない。悲惨を取り越した悲惨」と話し、「だれも相談する人がいなかったのかもしれない。私に友達的なものを感じてくれていたのなら、岡山からならバスで2時間で来ることができる。犯行の前に連絡して相談してほしかった」と話した。【松浦隆司】



安倍氏は「本来の敵ではないのです」…山上容疑者、旧統一教会への批判狙い銃撃か2022/07/17 16:48読売新聞 

 安倍晋三・元首相(67)が奈良市で銃撃されて死亡した事件で、逮捕された山上徹也容疑者(41)が事件直前、岡山市内から、安倍氏の殺害を示唆する手紙を中国地方に住む男性に送っていたことがわかった。母親が入信した宗教団体「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」への強い恨みをつづり、安倍氏について「本来の敵ではない」としている。奈良県警も手紙の存在を把握しており、同連合への恨みが安倍氏に向かった経緯の解明を進める。

 岡山市では事件前日の7日夜、安倍氏が参加した演説会が開かれた。山上容疑者は会場を訪れたが、襲撃を断念していた。消印の時刻から、会場に向かう途中に投函とうかんした可能性がある。

 手紙はA4判1枚で、手書きではなく印字したもの。差出人名は記されていないが、山上容疑者と母親らが献金の返金に関して同連合と交わした合意書のコピーが同封され、そこに山上容疑者の氏名と当時の住所も書かれていた。

 男性は同連合の活動を批判するブログを運営している。手紙では、ブログの読者だと明かした上で「私と統一教会の因縁は約30年前に遡ります」と自身の生い立ちがつづられている。

 安倍氏については「苦々しくは思っていましたが、本来の敵ではないのです。あくまでも現実世界で最も影響力のある統一教会シンパの一人に過ぎません」と主張し、「安倍(元首相)の死がもたらす政治的意味、結果、最早もはやそれを考える余裕は私にはありません」との記述があった。

 山上容疑者は県警の調べに対し、安倍氏を狙った理由について「(同連合と)つながりがあると思った」と供述している。県警は、山上容疑者が、元首相を殺害することで同連合への批判を集めようとした可能性があるとみている。


 

山上容疑者の手紙、奈良県警が押収…安倍氏銃撃前の心境つづる2022/07/17 19:05読売新聞 

 安倍晋三・元首相(67)が銃撃され死亡した事件で、奈良県警は17日、山上徹也容疑者(41)が事件直前に中国地方に住む男性に送っていた手紙を押収した。手紙は岡山市から投函とうかんされ、安倍氏の殺害を示唆する内容が書かれていた。県警は手紙を分析し、送った経緯などについて山上容疑者から事情を聞く。

 手紙は、「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)の活動を批判するブログを運営している中国地方の男性の元に届いた。山上容疑者は事件前日の今月7日夜、安倍氏が参加した岡山市の演説会場を訪れており、消印の時刻から、会場に向かう途中に投函した可能性がある。

 手紙には同連合への強い恨みがつづられ、安倍氏について「本来の敵ではない」「最も影響力のある統一教会シンパの一人に過ぎません」などと書かれていた。「安倍(元首相)の死がもたらす政治的意味、結果、最早もはやそれを考える余裕は私にはありません」と殺害を示唆する記述があった。

 県警の捜査員は17日夕、男性の自宅を訪れ、捜索令状を示して、手紙を押収した。

 





 




 




 





 





 安倍晋三元首相(67)が奈良市で街頭演説中に銃撃されて死亡した事件で、無職の山上徹也容疑者(41)=殺人容疑で送検=が事件の前に、安倍氏殺害を示唆する手紙を送っていたとみられることが17日、明らかになった。手紙には「安倍(元首相)の死がもたらす政治的意味、結果、最早(もはや)それを考える余裕は私にはありません」と記されていた。また、3年ほど前からSNS(ネット交流サービス)で母親が信仰する宗教団体を恨む投稿を続けていたとみられることも判明。奈良県警は同日、手紙を押収したとみられ、SNSの投稿内容と合わせて事件に至った動機の解明を進める模様だ。

 手紙を受け取った松江市の男性(71)が17日、取材に明らかにした。男性は母親が信仰する宗教団体「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」を批判する内容のブログを運営している。

 封筒の消印から7月に岡山市内から出された手紙とみられる。同市では事件前日の7日夜、安倍氏が参加した個人演説会が開かれて、山上容疑者も会場周辺を訪れていたことが判明している。会場の状況から襲撃を断念したとされるが、この前後に手紙を出した可能性がある。男性は13日に手紙に気付いたという。

 手紙には、旧統一教会との因縁は「約30年前」として「母の入信から億を超える金銭の浪費、家庭崩壊、破産…。この経過と共に私の10代は過ぎ去りました」と記されていた。自分の一生を「歪(ゆが)ませ続けた」と教会を強く批判する内容で印字されていた。

 安倍氏については「苦々しくは思っていましたが、本来の敵ではない」とし、「最も影響力のある統一教会シンパの一人に過ぎません」と位置付けていた。

 そして「安倍(元首相)の死がもたらす政治的意味、結果、最早それを考える余裕は私にはありません」と結ばれていた。

 一方、SNSのアカウントは2019年秋に作られ「憎むのは統一教会だけだ。結果として安倍政権に何があってもオレの知った事ではない」(19年10月)、「オレが14歳の時、家族は破綻を迎えた。統一教会の本分は、家族から巻き上げさせたアガリを全て上納させることだ」(20年1月)などと投稿されていた。

 捜査関係者によると、山上容疑者は宗教団体を恨み団体トップを襲撃しようとしていたが、これが難しかったため、団体と関わりのあった安倍氏を銃撃したと説明している。【松原隼斗、安元久美子】



「銃欲しい」「本来の敵でない」 銃撃示唆手紙、統一教会への恨みも2022/07/17 19:06産経新聞 

安倍晋三元首相の銃撃事件で、山上徹也容疑者(41)が事件直前に送ったとみられる手紙には、母親が入信し、多額の献金を繰り返したという世界平和統一家庭連合(旧統一教会)への強い憎しみや恨みの感情があふれていた。家庭連合幹部らの殺害が「不可能」と判断し、代わりに安倍氏の銃撃を決意したような内容がつづられていた。

《私は「喉から手が出るほど銃が欲しい」と書きましたが、あの時からこれまで、銃の入手に(時間を)費やして参りました》。手紙では冒頭、受取人の男性が運営するブログに以前コメントしたことに触れた上で、銃を使った犯行をにおわせる。その後、家庭連合に人生を狂わされたとする憤りが記されていく。

捜査関係者によると、山上容疑者は昨年春ごろから武器を作り始め、今年春ごろ手製の銃が完成。入念に犯行への準備を進めていたとみられる。山上容疑者の伯父によると、母親は家庭連合に約1億円の献金を重ね、平成14年に破産した。

《私と統一教会の因縁は約30年前に遡(さかのぼ)ります》と振り返り、《母の入信から億を超える金銭の浪費、家庭崩壊、破産…。この経過と共に私の10代は過ぎ去りました》と説明。一連の経験が《私の一生を歪(ゆが)ませ続けたと言って過言ではありません》と強く訴えている。

捜査関係者によると、山上容疑者は家庭連合の韓鶴子総裁が令和元年に来日した際、火炎瓶で襲撃しようとして断念。昨年9月に家庭連合の友好団体にビデオメッセージを寄せた安倍氏に標的を変えたとされる。

家庭連合幹部らの襲撃は《私にはそれが不可能なことは分かっています》と諦めた一方、安倍氏については《本来の敵ではない》としながらも《現実世界で最も影響力のある統一教会のシンパの一人》と明記。最後に《安倍(氏)の死がもたらす政治的意味、結果、最早(もはや)それを考える余裕は私にはありません》とつづり、家庭連合幹部の代わりに安倍氏を標的にしたと示唆している。

手紙を受け取った男性は、ブログで家庭連合の批判を展開し、信者の子供の苦しみも取り上げていた。ただ、読者とみられる山上容疑者とは面識がなく、「(山上容疑者は)誰かに思いを伝えたかったのだろうが、やったことは許されない」などと話した。



山上容疑者、ツイッターに旧統一教会への恨み投稿か「14歳の時、家族は破綻」「不倶戴天の敵」2022/07/17 22:25日刊スポーツ 

安倍晋三元首相の銃撃事件で、山上徹也容疑者がツイッターに「憎むのは統一教会だけだ。結果として安倍政権に何があってもオレの知った事ではない」と、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)への恨みなどを投稿していたとみられることが17日、分かった。

山上容疑者のものとみられるツイッターには「オレが14歳の時、家族は破綻を迎えた。統一教会の本分は、家族から巻き上げさせたアガリを全て上納させることだ」などとつづられ、同連合を「不倶戴天の敵」と表現していた。

家族については「祖父の目を盗んで金を統一教会に流していた母をとがめる者はもういない」と投稿。山上容疑者が当初狙っていたと供述している同連合の韓鶴子総裁について20年8月には「今年はおそらく鶴子は来ないだろう。それはオレにとって吉か凶か」。

安倍氏が持病を理由に首相の辞意を表明した20年8月28日には「安倍政権のやり方が常に正しかったとは全く思わないが、結果として正しかった事を評価できなければその正しさは失われる」とある。

11日に記者会見した旧統一教会の田中富広会長は、山上容疑者の犯行に関して「教会に対する恨み、そこから安倍元首相の殺害に至るということは、とても大きな距離があって、私たちもその理解に少し困惑しております」と話していた。



「私の一生を歪ませ続けた」 山上容疑者の手紙詳報2022/07/17 22:28産経新聞 

安倍晋三元首相(67)が銃撃されて死亡した事件で、殺人容疑で送検された無職、山上徹也容疑者(41)が送ったとみられる手紙の詳報(原文のまま)は次の通り。

ご無沙汰しております。「まだ足りない」として貴殿のブログに書き込んでどれぐらい経つでしょうか。

私は「喉から手が出るほど銃が欲しい」と書きましたがあの時からこれまで、銃の入手に費やして参りました。その様はまるで生活の全てを偽救世主のために投げ打つ統一教会員、方向は真逆でも、よく似たものでもありました。

私と統一教会の因縁は約30年前に遡ります。母の入信から億を超える金銭の浪費、家庭崩壊、破産…この経過と共に私の10代は過ぎ去りました。その間の経験は私の一生を歪ませ続けたと言って過言ではありません。

個人が自分の人格と人生を形作っていくその過程、私にとってそれは、親が子を、家族を、何とも思わない故に吐ける嘘、止める術のない確信に満ちた悪行、故に終わる事のない衝突、その先にある破壊。

世界中の金と女は本来全て自分のものだと疑わず、その現実化に手段も結果も問わない自称現人神。

私はそのような人間、それを現実に神と崇める集団、それが存在する社会、それらを「人類の恥」と書きましたが、今もそれは変わりません。

苦々しくは思っていましたが、安倍は本来の敵ではないのです。あくまでも現実世界で最も影響力のある統一教会シンパの一人に過ぎません。

文一族を皆殺しにしたくとも、私にはそれが不可能な事は分かっています。分裂には一挙に叩くのが難しいという側面もあるのです。

現実に可能な範囲として韓鶴子本人、無理なら少なくとも文の血族の一人には死んでもらうつもりでしたが鶴子やその娘が死ねば3男と7男が喜ぶのか或いは統一教会が再び結集するのか、どちらにしても私の目的には沿わないのです。

安倍の死がもたらす政治的意味、結果、最早それを考える余裕は私にはありません。