台風16号 関東や東北は1日(金)に警報級の雨や風の所も2021/09/29 18:26 


















河北新報


 東北や北海道の沿岸部で甚大な被害が想定される日本海溝・千島海溝地震の可能性が高まった時、警戒を呼び掛ける「臨時情報」の導入議論が政府の中央防災会議で始まった。南海トラフ巨大地震を対象に気象庁が2019年から運用しているが、地震活動が活発な日本海溝沿いなどでは巨大地震の「前兆」を見極めるのは難しい。検討には課題が山積する。
(報道部・柴崎吉敬)
■「M7級」を想定
 臨時情報は南海トラフ沿いでマグニチュード(M)8級地震が起き、巨大地震が連動すると懸念される場合に1週間ほどの事前避難を呼び掛ける仕組み。M7級の地震や異常な地殻変動があった場合も備えを促す。
 中央防災会議の有識者検討委員会の初会合が8月下旬にあり、臨時情報の運用基準に基づき、日本海溝・千島海溝沿いの想定震源域では「M7級」の地震が起きた場合に注意を促す方向性が示された。
 根拠となったのが、東日本大震災の51時間前の11年3月9日に三陸沖で起きたM7・3の地震だ。1963年には北海道択捉島沖でもM7級の18時間後にM8級が続いた例がある。
■高頻度の地域
 ただ有識者の中には慎重な見方もある。想定震源域は1904年以降にM7級以上が64回発生した「地震多発地帯」のためだ。
 検討委員で、南海トラフでの同様の検討会に携わった松沢暢東北大教授(地震学)は「日本海溝沿いなどでは数年に一度ほどの高頻度でM7級が起こるため、めったに発生しない南海トラフ沿いと比べ、何が異常な状態なのかの判断が難しい」と説明する。
 過去の巨大地震も発生形態が異なる。南海トラフ沿いでは「M8級」の巨大地震が連続した事例が2度確認されているのに対し、日本海溝・千島海溝沿いでは例がない。
 地殻変動の異常を捉える体制にも差がある。南海トラフ沿いは揺れを伴わずにプレート境界が低速でずれ動き、地震の引き金になる可能性が指摘される「ゆっくり滑り」を検知する観測網が充実している。一方、想定震源域が陸から遠い日本海溝・千島海溝沿いはリアルタイムで高精度の観測が難しいとされる。
 「そもそも南海トラフ巨大地震も確度の高い予測はできず、前兆なしに起こる可能性が高い。当時の議論は地震予知に『限界』があることを社会に知ってもらう意味もあった」。松沢教授はこう振り返る。
 検討委は年内をめどに注意を呼び掛ける地震の範囲などの報告書をまとめ、中央防災会議の作業部会で情報発信を検討する。内閣府の担当者は「南海トラフとの違いなど課題を科学的に整理し、防災に資する議論を進める」と話す。
[日本海溝・千島海溝地震] 東北沖から北海道・日高沖に続く「日本海溝」と、十勝沖から千島列島沖にかけての「千島海溝」で、マグニチュード(M)7〜8級の地震が多発する。日本海溝が震源域となった東日本大震災を踏まえ、政府は2020年4月に津波高や浸水想定域を見直した。M9級が起きた場合、東北の想定津波高は八戸市26・1メートル、宮古市29・7メートル、南相馬市19・0メートルなど。宮城県でも気仙沼市15・3メートルなど4市町で10メートルを超える津波が押し寄せると推計している。


 



 




 





読売新聞

 北海道十勝地方の豊頃町沖で赤潮が発生し、秋サケの定置網漁に被害が出ている。同町の大津漁協では28日までに、死んだサケが計約4300匹確認された。

 同漁協によると、死んだサケは22日から見つかっており、28日は約610匹だった。被害は同漁協で水揚げされたサケの約半数に上り、売り上げへの影響は避けられないとみられる。長浜竜一専務理事は「こんなことは初めて。漁協で対応できることはほとんどなく、大変困っている」と嘆く。

 道水産振興課によると、大津漁港の沿岸では20日に赤潮の原因となる有害プランクトンが検出された。22日には、道の水産試験場により赤潮の発生が確認された。道などはサケの大量死との関連を調べている。

 同課の担当者は「道内では過去に海の大しけによる大量死はあったが、このような事例はあまり聞いたことがない」としている。

 道や関係自治体、漁協などは28日、緊急対策会議を開催した。出席者によると、10月末まで週1回、海水の調査を継続することが決まったという。



ウニや秋サケが大量死!漁師は「かつてない危機」2021/09/27 19:06   HTB北海道ニュース

 濃厚な甘みのウニがたっぷり載ったウニ丼が、いま危機を迎えています。  日高のえりも町でウニが大量死しているのが見つかり「かつてない危機」との声もあがっています。

 大量死するウニ海岸に打ち上げられた白く丸いもの…全て「ウニの死骸」です。

 日高のえりも町で今月21日ごろから「バフンウニ」の大量死が確認されました。

 えりも漁港の関係者

 「もう来年、採取できるぐらいだから、年数にして5年から6年経っている。若いやつも死んでるみたい。ことし放した稚ウニも死んでいると言っている」

 えりも漁協では毎年小さなウニを放流し天然で育てていて、成長するまでに最低で3年はかかります。

 道内でも指折りの漁場として知られ、春に旬を迎えるえりも産のウニ。

 大量死の被害は最大で数億円にのぼる可能性もあると言います。

 えりも漁港の関係者

 「下手すれば、5年やそれぐらいはかなり水揚げ減にはなる。ダメージは大きすぎる」

 海のなかで何が起きているのか?カメラを入れてみると…至るところに白くなったウニの死骸が転がっていました。

 現地調査を行っている日高振興局は、近年起きている「海水温の上昇」、または「大雨による塩分濃度の低下」に大量死の原因があると見ています。

 海の異変は他にも…。

 現在、秋サケの定置網漁が行われている十勝・豊頃町の大津漁港。

 今月22日ごろから獲れたサケのおよそ半数が水揚げされた時点で死んでいました。

 25日にはその数が1300匹以上にのぼりました。

 大津漁港の漁業関係者

 「痛いどころの話ではない。ただでさえ取れていないのに。これだけ死滅すると余計にきつくなる」

 赤茶色に濁った海水…道東で発生したこの「赤潮」が漁業被害に繋がっていると考えられています。

 調査を行った研究機関によると、魚介類に有害な赤潮の要因となる大量のプランクトンが海水から検出されたと言います。

 水温が低い道東海域でこのプランクトンによる赤潮が発生するのは初めてで、近年の海水温上昇で繁殖した可能性もあります。

 大津漁港の行業関係者

 「早く過ぎ去って、いつもの海に戻ってもらいたい」



ゲリラ豪雨に線状降水帯…。頼りになるのは「火災保険」。泣きをみないために、知っておきたい基礎知識【プロが答える 暮らしのトラブルSOS】2021/09/27 12:15  婦人公論.jp



災害時の安否不明者、千葉県が氏名公表へ…救助の迅速化重視し方針転換2021/09/27 21:26  読売新聞




日テレNEWS24




河北新報




夕刊フジ