「お客様番号『499336』をATMに」 京都で還付金詐欺続発2021/06/14 18:02  京都新聞

 新たな還付金詐欺の被害が京都府内で相次いでいる。金額ではなく、うその「お客様番号」を現金自動受払機(ATM)に入力させ、だまし取る手口だ。使われたお客様番号は「499336」。この数字にも、実は意味がある。

 亀岡市の無職女性(68)はこの手口で約100万円をだまし取られた。亀岡署によると、12日午前10時40分ごろ、女性宅に市職員を名乗る男から「介護保険料が支払われすぎている。還付手続きの期限は今日まで」と電話があった。女性が「手続きをする」と伝えて金融機関に行くと、今度は金融機関の担当者を名乗る男から、携帯電話に着信があった。

 女性は男が指示する通りにATMを操作して「お客様番号」と伝えられた「499336」を送金の画面で入力、結果的に49万9336円を振り込んだ。男から別の金融機関のATMも使うよう指示された女性はそれに従い、再び49万9336円を送金し、計99万8672円をだまし取られた。帰宅後に夫から詐欺の可能性を指摘され、取引明細を見て被害に気付いたという。

 与謝野町のパート職員の女性(67)も同様の手口で、49万9336円を振り込まされた。宮津署によると、12日午後2時ごろ、女性の自宅に役場の職員を名乗る男性から「介護保険料の還付金がある」と電話があった。利用している金融機関の名前を伝えると、今度は金融機関のコールセンターの職員を名乗る男から電話があり「振り込み手続きのため、ATMに行ってほしい。携帯電話の番号を教えて」と言われた。

 金融機関に着くと、再び男から携帯電話に着信があり、女性は男が指示する通りにATMを操作し、指定された口座に49万9336円を振り込んだ。男は「外に出て待っていて」と言って電話を切ったが、不審に思った女性が口座の残高が減っているのを確認し、被害に気付いた。女性はATMの操作に不慣れだったという。

 府警によると、「お客様番号」と伝えられた6桁の数字は、多くの金融機関が振り込みの上限金額に設定している、50万円に近い数字として選ばれたとみられる。府警は「還付金詐欺はよくあるが、今回のように返還金額を伝えずに、だまし取ることはあまりない」と警戒を強めている。

 特殊詐欺の被害相談は、警察相談専用窓口(♯9110)か消費者ホットライン(局番なしの188)。【中島怜子】





「還付金申請書の再発行手続き」市役所職員名乗る男に98万円だまし取られる2021/06/08 22:08  神戸新聞

 8日午後4時ごろ、大阪府摂津市の女性(31)が、「還付金詐欺に遭い現金約98万円をだまし取られた」と兵庫県警宝塚署に届け出た。

 同署によると、同日午後0時半ごろ、女性は訪れていた宝塚市内の祖母宅で、市役所職員を名乗る男から電話があり、祖母に代わって出ると「おばあさまが還付金の申請書をなくしたので再発行の手続きを案内します」などと説明された。約1時間半後、女性は市内の商業施設にある現金自動預払機(ATM)で指示通りにATMを操作し、指定された口座に送金してしまったという。

 その後、男からの連絡が途絶えたため被害に気付いたという。


 「介護保険料の払い戻しがある」 福岡市中央区で区職員かたる偽電話詐欺か 高齢者が50万円だまし取られる2021/06/09 15:55  西日本新聞

 福岡中央署は9日、福岡市中央区の高齢者が偽電話詐欺の被害に遭い、現金約50万円をだまし取られたとして、防犯メールで警戒を呼びかけた。署によると、同日午後2時ごろ、区役所職員をかたる男から「介護保険料の払い戻しがありますので、郵便局か区役所のATMに行ってください」と電話があった。高齢者が区役所に向かう途中、銀行員をかたる男から電話があり、その男の指示通りにATMを操作したところ、現金をだまし取られたという。




朝日新聞

 山形県庄内地方の50代の会社役員の男性が、マッチングアプリで知り合った女から外国為替証拠金取引(FX)への投資を持ちかけられ、約3千万円をだまし取られた。山形県警が実際のやり取りに使われたSNSの画像を公開し、注意を呼びかけている。

 捜査2課によると、男性は昨年11月ごろ、女と知り合い、FX投資に誘われた。複数の人物を紹介され、SNSで「口座開設料が必要」「レートを上げるために入金を」と求められ、指定された口座に入金。同じアプリで知り合った別の女からもFXを勧められ、同12月〜今年2月ごろに十数回、計約3千万円を振り込んだという。

 いずれも金融機関で振り込んだ。1回の最高額は700万円に達し、対応した職員が目的を尋ねたこともあったが、男性は「(会社の)運営資金だ」などと説明したという。男性が2月ごろに口座から現金を引き出したいと女に依頼したがかなわず、被害に気づいたという。(坂田達郎)





神戸新聞
 10日午後、尼崎市の女性(84)が「尼崎南署の警察官をかたる男にキャッシュカード3枚をだまし取られた」と尼崎南署に届け出た。同署が窃盗事件として調べている。気付いた後、口座の取引を停止したが現金300万円が引き出されていたという。

 同署によると7日午後2時半ごろ、女性に尼崎南署員をかたる男から「あなたの通帳から約200万円が下ろされる被害にあっている」などと電話があった。同日午後3時半ごろ、女性宅に男が訪れ、キャッシュカードを封筒に入れるように指示。「封印するから印鑑を持ってきて」といい、女性が印鑑を取りに行っている間に封筒をすり替え、キャッシュカードを盗んだという。すり替えられた封筒にはプラスチック製のカードが入っていた。




市に存在しない「健康保健課」かたり現金50万円詐取 高齢女性が被害2021/06/11 18:52  神戸新聞

 10日午後、尼崎市の女性(71)が「還付金名目で現金約50万円をだまし取られた」と尼崎北署に届け出た。同署は電子計算機使用詐欺事件として捜査している。

 同署によると同日午後6時半ごろ、女性宅に「健康保健課」を名乗る男から「累積治療費の払い戻しがある。キャッシュカードや通帳を持ってATM(現金自動預払機)に行ってほしい」と電話があった。女性が近くのコンビニに行き、電話で指示されるままにATMを操作し、何者かの口座に現金約50万円を振り込んだという。

 家に帰ってから明細書を確認すると、残高が減っていることに気付いた。

 尼崎市には「健康保健課」という部署は存在しない。



「介護保険料の払い戻しがある」 北九州市八幡西区で偽電話か 銀行スタッフの声かけで被害免れる2021/06/11 17:30  西日本新聞

 福岡県警八幡西署は11日、北九州市八幡西区引野2丁目の個人住宅に同日午後2時ごろ、介護保険料払い戻し名目の偽電話があったとして、防犯メールで注意を喚起した。署によると、男から「介護保険料の払い戻しがある」「詳細はコールセンターから連絡がある」と電話があった。その後、すぐにコールセンターから「取引している銀行はあるか」「ATMで手続き可能なので、銀行に着いたら電話してほしい」と連絡があり、言葉巧みにATMに誘導された。銀行スタッフの声掛けにより、被害はなかったという。



不審な電話の若い男3人に「どんな目的で来たのか」…警官到着まで時間稼ぎ、逮捕に貢献2021/06/11 07:57  読売新聞オンライン

 住居侵入の容疑者逮捕に貢献したとして、茨城県警水戸署は、水戸市の民生委員の男性(74)に感謝状を贈った。

 男性は、4月11日午後3時半頃、近所の高齢女性から「宅配便を届けるので家にいてほしいという不審な電話があった」と相談を受け、周辺をパトロールした。約1時間後、乗用車から現れた不審な若い男3人を見て110番し、「決して玄関を開けてはいけない」と女性に伝えた。男たちには「どんな目的で来たのか」などと話しかけて警察官が到着するまで時間稼ぎをした。男1人は女性宅の敷地内に入ったとして住居侵入容疑で現行犯逮捕。逃走した男2人も順次逮捕された。

 首都圏では、電話で資産状況などを聞き出す「アポ電」(アポイントメント電話)が相次いでおり、強盗事件に発展するケースもある。5月26日の贈呈式で谷津成久署長は「命に関わる事件になる可能性もあった。おかげで事件を防ぐことができた」と感謝。男性は「地元のために、これからも頑張ります」と話した。

 谷津署長は「不審な電話があったらすぐに警察に通報してほしい」と呼びかけている。



会社くびんなるんよ・なんぼか都合つけて…滑らかな備後弁、「息子役」電話音声公開2021/06/12 13:16  読売新聞オンライン

 広島県尾道市内で特殊詐欺の被害が後を絶たないとして、尾道署は11日、犯行グループがかけた電話音声の一部を公開した。息子役の男は備後弁を滑らかに話しており、同署は「メンバーに県出身者がいる可能性がある」として住民に注意を促している。

 今年、尾道市内の住宅にかかってきた電話の音声で、約4分間分を公開した。息子を名乗る男は会社の小切手が入ったかばんをなくしたと告げ、「そんな大事なもんのぉなったら、会社くびんなるんよ」「なんぼか都合つけてもらえんじゃろか思うて」などと金を無心している。住人は息子の声ではないと気付いて尾道署に通報し、未遂に終わった。

 同署管内で今年確認した特殊詐欺被害は5月末現在で9件約4947万円。件数、被害額とも県内の警察署で最も多い。9件のうち8件は今回公開した音声と同じ内容といい、谷口亨次長は「自分だけはだまされないと油断しないで。金にまつわる電話はまず詐欺を疑い、他の親族や警察に相談してほしい」と話している。



読売新聞オンライン




読売新聞オンライン



職質で「任意ですか?」への警察の定石とは…特殊詐欺で現金等受け取る『受け子』の特徴 服装から行動まで2021/06/13 10:39 
東海テレビ

 岐阜県では今年、特殊詐欺被害が去年の約2倍に増えています。被害者から現金などを受け取る、いわゆる「受け子」について、特徴をまとめました。

 5月31日、岐阜県警が特殊詐欺事件の被害防止を呼び掛けるため、「受け子」に多い特徴が書かれたチラシを配りました。

 服装は、「体形に合っていない大きいサイズのスーツを着ている」「大きなリュックや手提げかばんを持っている」「スーツ姿なのにスニーカーを履いている」など、スーツを着慣れていないようなちぐはぐな格好が多いそうです。

 岐阜県警の警察官も、特徴を踏まえた服装で道行く人に警戒を呼び掛けました。

 また服装以外の特徴は…。

・表札を確認しながら歩いている
・頻繁にスマートフォンを操作し、イヤホンを使って通話している
・ATMなどで複数回、現金を引き出している
・警察など、公的機関や金融機関を装う「偽の身分証」を持っている

 受け子はこれまで、10代から20代の男性が多いといわれていましたが、最近では中高年や女性も増えているといいます。

 岐阜県の特殊詐欺の被害は、2021年は4月末までに91件発生していて、去年の同じ時期のおよそ2倍となっています。

 

朝日新聞デジタル

水路に転落し流された女性を親子が救う「助かってなにより」2021/06/14 05:55  神戸新聞デジタル


松坂屋の従業員になりすまし…高齢女性からキャッシュカード騙し取り100万円引き出しか 男を再逮捕2021/06/14 16:09 東海テレビ

  

「会社クビになるんよ」高齢女性に広島弁で“特殊詐欺”する電話音声2021/06/14 18:56  AbemaTIMES

広島県尾道市に住む高齢女性に息子を名乗る男からかかってきた“特殊詐欺”の電話音声が録音されていた。

【映像】広島弁で話す男の音声(4分10秒ごろ〜)

息子を名乗る男は、「会社の書類とか小切手があると言うとったじゃろ。小切手というのがきょうの午前中に取り引き先に支払いで使うもんだった。そんな大事なもん無うなったなんて話したらもう会社クビになるんよ。責任問題じゃけ」「2、3日の間だけなんじゃけど都合つけてもらえんかなと思って。金額が大きいけぇ、できる範囲でええんじゃけど」と小切手の再発行までの間、一時的に数百万円を立て替えてほしいと女性に訴えている。

しかし、不審に思った女性は警察に通報し、幸いにも被害に遭わずに済んだという。警察は、少しでも不審に感じたら家族や警察などに相談するよう呼び掛けている。

(ABEMA/『ABEMAヒルズ』より)
 

▶︎映像:「会社クビになるんよ」高齢女性に広島弁で“特殊詐欺”する電話音声



福岡県直方市で市職員かたる偽電話詐欺か 郵便局職員に事情説明し被害防ぐ2021/06/14 17:30  西日本新聞

 福岡県警直方署は14日、直方市内で同日午前9時ごろ、市役所保険課職員をかたる男からの偽電話があったとして、防犯メールで注意喚起した。署によると、男は「還付金があります」などと言葉巧みに誘ったが、郵便局職員に事情を説明したところ被害防止につながったという。



土地購入へ800万円引き出そうとした男性に詐欺と気付かせる 信金職員に感謝状2021/06/14 11:30 神戸新聞




「詐欺だよ」説得に30分 ようやく防いだコンビニ店長2021/06/14 17:00  朝日新聞



特殊詐欺の撃退装置に助成 宮城県警、全国初2021/06/16 06:00  河北新報



息子騙る男らから2日続けて被害に…「お金何とかならないか」80代女性が現金計200万円騙し取られる2021/06/15 21:53  東海テレビ

 愛知県岡崎市に住む80代の女性が息子をかたる男らから、2日間にわたり現金あわせて200万円を騙しとられました。警察は「オレオレ詐欺」として捜査すると共に、不審な電話には一人で対応しないなど注意を呼び掛けています。

 警察によりますと、6月2日午後2時ごろ、岡崎市に住む80代の女性の自宅に、息子を名乗る男から「携帯電話をなくした。連絡先をそこにしているので、見つかったら連絡があると思う」などと電話がありました。

 その後鉄道職員を名乗る男から「カバンは見つかったけど、財布の金は抜かれていた」「お金なんとかならないかな」などと電話があり、数時間後、自宅を訪れた息子の部下を名乗る男に、女性は現金100万円を手渡したということです。

 さらに翌日、再び息子を名乗る男から「あれでは足りなった。もう少しなんとかならないか」と電話があり、女性は息子の部下を名乗る同じ男に現金100万円を手渡しました。

 6月13日、女性が息子に電話した際、被害が発覚し、家族を通じて110番通報があったということです。

 現金を受け取りに来た男は年齢30歳から40代くらい、身長160センチほどの小太りで、紺色のシャツに紺色のジャージ風のズボンを身に着けていたということで、

 警察は詐欺グループによる犯行とみて捜査を進めています。また、警察は不審な電話には一人で対応せず、家族や知人、警察に相談するよう呼び掛けています。



特殊詐欺、コンビニで水際対策 埼玉県警とローソン2021/06/15 19:01  産経新聞


「大丈夫?」陸上部の4人、あやして背負って3歳児保護2021/06/16 08:39  朝日新聞デジタル


郵便局→信金→銀行 付き添い詐欺被害防ぐ 会社役員らに感謝状2021/06/16 16:42 毎日新聞


「パソコンがウイルスに感染しています」 福岡市中央区の高齢者宅に外国人名乗る不審電話2021/06/15 17:40 

西日本新聞
 福岡市中央署は15日、福岡市中央区の高齢者宅に同日午後2時ごろ、外国人を名乗る男から「あなたのパソコンがウイルスに感染しています」「今から私の言うとおりにパソコンを操作してください」など言われる不審電話があったとして、防犯メールで注意を呼びかけた。


60代女性、還付金名目で99万円だまし取られる2021/06/16 19:00  産経新聞

神奈川県警宮前署は16日、川崎市宮前区の60代無職女性が還付金詐欺の被害に遭い、現金約99万円をだまし取られたと発表した。

同署によると、女性方に15日、金融機関職員などを装った男2人から「医療費の還付金があるので振り込みます」「手続きをしますのでATM(現金預払自動機)に行ってください」などと噓の電話があった。女性はその後、指定された金融機関のATMで現金約99万円を振り込み、詐取された。

電話で指示を受けながらATMを操作する女性を不審に思った目撃者が女性に声をかけたが間に合わず、振り込んだ後に女性が折り返し男らに電話したところ、2度とつながらなかったという。同署は防犯カメラの画像を解析するなど捜査を進めている。


「見て見ぬふりできなかった」…橋の欄干近くに男児、車で引き返して保護2021/06/16 22:26  読売新聞オンライン


「機転の利かせ方警察レベル」 大学生が特殊詐欺被害防いだ方法とは2021/06/17 08:30  毎日新聞


ATM操作うまくいかず、だまされたと気付く 77歳男性が「還付金」詐欺被害2021/06/17 09:17  神戸新聞

 16日午後、兵庫県尼崎市内に住む男性(77)が「医療費の還付金があると言われて現金をだまし取られた」と県警尼崎南署に届け出た。男性は現金自動預払機(ATM)で送金した現金約50万円を詐取されており、同署が電子計算機使用詐欺事件とみて調べる。

 同署によると、同日午後1時ごろ、男性宅に市役所の職員を名乗る男から「医療費の還付金があるので、振り込みの手続きをする」と電話があった。男性は指示に従い、自宅近くの商業施設のATMで現金を送金したという。

 男性は妻の還付金もあると言われて別のATMで手続きするため、違う施設に移動。操作がうまくいかず、近くの警備員に相談してだまされたことに気付いた。