「野垂れ死にしろと」 路頭に迷う「仮放免」外国人 コロナ対策背景2020/11/28 06:00 西日本新聞

 新型コロナウイルス対策で「密」を避けるために、出入国在留管理庁の収容施設から、外国人が一時的に解放される「仮放免」が急増している。だが外に出ても就労は禁じられ、行政の援助も受けられないため、多くの外国人が路頭に迷っている。「行き場」がなければ、彼らは―。

 「野垂れ死にしろとでも言われているようだ」。長崎県大村市の支援者宅に身を寄せるネパール人男性(39)はつぶやいた。

 6年の収容生活を送った大村入国管理センター(同市)を4月に仮放免されて半年。関西の支援施設を頼ろうとしたが入居者の1人が熱を出したため、コロナの感染を恐れて断念した。最後に頼ったのが収容中に面会で知り合った大村市の支援者だった。

 収入はない。日本に身寄りはなく、海外に住む家族からの仕送りが命綱。「カップ麺一つで一日を過ごすこともある」という。

 入管庁によると、施設内の「3密」回避を理由に仮放免を運用し始めたのは、男性が施設を出た4月から。同月の仮放免件数は全国で563件と、昨年1年間(1777件)の3分の1近くに達した。

 その後のデータは公表していないものの、5月には感染防止を目的にした仮放免の運用マニュアルも作成しており、件数は増え続けているとみられる。一時、100人を超えた大村入国管理センターの収容者数は10月末時点で37人に激減している。

 男性には帰国できない理由がある。内戦が続いた母国で学生時代に現政権を批判する運動を行った。「帰国したらどうなるか分からない。怖いですよ」。収容前に留学ビザが切れ、日本に難民申請をしたが認められなかった。仮放免は一定期間ごとに再延長される仕組みで「いつかは再収容されるかもしれない」と不安を抱えながら暮らしている。

 国が恣意(しい)的に運用する仮放免だが、施設を出ても在留資格を失ったままでは就労できず、国民健康保険にも加入できない。男性は同センターで知り合い、同じ時期に仮放免された元収容者と連絡を取り合っている。「お金に困っている」「住む場所がない」と助けを求められるが、今は自分が生きることで手いっぱいだ。

 仮放免後の外国人の状況をどう見るか。入管庁は「家族や支援者の有無など施設外の生活能力も考慮して仮放免を判断している。生活に困ることはそうないはず」との立場だ。

 日弁連の人権擁護委員会入国管理問題検討プロジェクトチームで座長を務める丸山由紀弁護士は「感染防止は評価できるが、収容する側の都合で仮放免が運用されるのは問題がある。生存権を脅かさないため、仮放免後もある程度は就労を認める必要があるのではないか」と指摘している。

 (西田昌矢)







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「せっかくここまできたのに…」悔しさ募らせる医師 国のひきこもり往診の報酬が廃止 運営難で閉院に2020/11/30 07:49 沖縄タイムス

 [「独り」をつないで ひきこもりの像](27) 第3部「支援、その先に」 精神科の役割(上)

 厚生労働省の2020年度の診療報酬改定で、精神疾患を抱えながら病院に通えず、ひきこもり状態にある人の家を医師が訪ねる精神科訪問(在宅)診療に関する項目が21年3月で廃止されることが、30日までに分かった。これを受け、沖縄県内で10年以上、精神科訪問診療を実施してきたクリニックは運営を維持できず9月末で閉院した。(「家族のカタチ」取材班・勝浦大輔)

 

 本島内のアパートに車を止めると、慣れた様子で玄関をくぐる。閑散とした部屋。畳間に敷かれた布団に、40代の男性が寝転がっていた。「調子はどうですか?」。那覇市の精神科医、玉城尚さん(54)が明るく話し掛けた。

 男性は寝たまま、起き上がろうともしない。玉城医師が布団の横に座り様子をうかがうと、男性は不機嫌そうに「体調が良くない」とボソリ。玉城医師は「今日は、やめておきましょうね」と軽く声を掛け、さっと男性宅を後にした。

 統合失調症や不安障がい、トラウマ(心的外傷)、発達障がいなど、何かしらの問題を抱えてひきこもり状態にある人々の家を玉城医師が往診して12年になる。無理にコミュニケーションを取ることはせず、様子を見ながらその日の対応を見極める。「血圧を測らせてくれるかが、まず勝負ですね」。

 男性の家を後にすると軽自動車に乗り込み、7分ほど走らせる。次は一軒家。「こんにちは」と再び玄関をくぐった。「元気そうですね」「昨日は何食べた?」

 家族と何げない会話をしながら状態を確認し、必要に応じて処方箋を携帯式プリンターで出す。診療は1カ所10〜15分。その分、訪問数を増やし、訪問看護も取り入れている。運動や買い物、散歩をしながら患者の好きなことも取り入れ、丁寧に向き合って状態の改善を図っている。

 訪問診療は週3回の午前中。1日7〜8人、那覇・南部地域を回る。19年11月当時、担当患者は約40人だったが、長期に関わった患者は開院から約100人。1、2回と単発の診療も含めると、延べ300人ほどを診てきた。

 患者と患者の家は驚くほど近い。「アパート1棟に、1人はひきこもっている人がいるんじゃないかな」。玉城医師がつぶやいた。

 それから9カ月たった今年8月。この日、往診に向かう足取りは重かった。「えっ。もう先生は来ないんですか…」。患者、家族から戸惑いの声が漏れる。クリニックを閉じて訪問診療を終えることを慎重に伝えた。

 切られた、と思い「もういい」とそれっきりになった患者もいる。「先生が来てくれるだけで安心」と頼ってくれた人たちを裏切るようでつらかった。担当している患者は、クリニックの母体であるオリブ山病院の外来につないだり、他院を紹介したりと対応を急ぐが、行き先に見通しが立たない人もいる。

 特に心配な一人は本島に住む40代男性。70代の両親、姉と同居するが、中学生の頃に不登校となり約30年、ひきこもり状態が続く。統合失調症の症状が強いが、8年ほど関わる中で訪問看護の力も借りて風呂に入れるまでに改善した。だが、病院に通えるかと言えば難しい。「せっかくここまできたのに、また振り出しに戻るんじゃないか」。玉城医師は悔しさを募らせている。

 

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 連載「『独り』をつないで−ひきこもりの像−」の第3部「支援、その先に」では、当事者やその家族を支える医師や行政、就労の現場を歩き、誰にでも起こり得るひきこもりの現状と課題を見つめます。多くの困難がある中で、社会復帰を目指す本人や家族に地域社会がどう寄り添っていけるのかを考えます。






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市立駐車場の放置車両ほかにも19台 代金7千万円未納、「職務怠慢」の声も2020/11/30 18:06 神戸新聞

 神戸市立三宮駐車場(同市中央区)に乗用車が14年以上放置され、駐車料金が未払いとなっている問題で、市が設置する他の駐車場でも長期の放置車両が19台あることが30日、分かった。計20台分の未納料金は計約7千万円。三宮駐車場と同様に14年間放置されているケースもあり、市は「本年度中に法的措置も含めて対応する」としている。

 同日の市会建設防災委員会で市が明らかにした。市によると、市設置の有料駐車場は10カ所あり、このうち三宮駐車場に加えて7カ所で6〜14年間止めたままの車両が計19台見つかった。駐車料金は1台約50万〜約400万円という。

 市は三宮駐車場以外の3台分についても訴訟を起こしたことを報告。未収金は総額約7千万円に上り、委員からは「民間では考えられない」「14年は長すぎる。職務怠慢と言われても仕方ない」と批判が相次いだ。

 市はこれまで、駐車期間の定めがなかった上に、車両使用者の確認が難しいことなどを説明。三島功裕建設局長は「大きな問題であり、最大限対応する」と釈明した。

 市は三宮駐車場のケースについて、車の使用者に対し駐車区画の明け渡しと未納分の支払いなどを求めて提訴する方針で、関連議案を11月議会に提出した。これに先立ち条例を改正し、4月から市立駐車場の1回当たりの駐車期間を最長7日間と定めた。(初鹿野俊)






「自ら命を絶ち生命保険で家族を守る」…追い詰められたPTSDの消防署員 東尋坊で求めた救い2020/11/30 11:00 福井新聞