毎日新聞2010・6・15
岩手・宮城内陸地震から2年


被害が大きかった厳美町は一関市市街地から約30㌔離れていて地震の被害が大きかった。
この記事を読むと「同じ一関市でも市街地住民と厳美町の被災者の感情のズレが目立つ。市が大々的に『復興』をアピールするなか、いつ自分も被災者になるか分からないリアルに想像力を巡らし、被災者と感情の共有することの大切さを痛感する。」
この記者は厳美の被災者の記事を連載。「被災者の生活がすぐに復興しない現実を伝えたかった。」
しかし取材を受けた被災者に対する心のない視線に今も苦しむ日々を送っている。
「厳美町以外では、同じ一関市内でも『自分が当事者になりうる』との認識が薄い。」と警告している。
釜石市のお話があるが、岩手県沿岸地域の中でも防災意識が高い。その答えが子どもたちの避難が有名になった。
「今も心ない視線に苦しんでいる被災者の思いをくみ取り、理解することが、防災への第一歩ではないか。災害発生から生活再建まで、どういう困難に出会うか、一人一人が考えてみよう。」
こういう気持ちを持つことで、防災意識を育つのではないだろうか。
東日本大震災から一年が過ぎて、一関市の市民の皆さんは当事者意識を高められただろうか。


この記事を書いた毎日新聞盛岡支局狩野智彦記者に敬意を表したい。



今後来るであろ東海・東南海・南海地震で津波予想されている地域の方々は、しっかりと当事者意識を持ち、地震がまだまだ来ないから安心せずに、対策を取ってほしい。この東日本大震災で命を犠牲になった方々の冥福を忘れないためにも、また生活再建で苦労されている方々の知って、想像力をもって万全を尽してほしいと願っています。震度7の地域の多さは、東日本大震災よりもひどい国難の地震となるからである。