天風 冬天 12/X
その微笑みで開かれた
手のひらは
目の前に
来た
ウンスへ向かう
転瞬
チェヨンは動く
ウンスの緩む瞳が
瞑る前に
左腕が真直ぐ
小さな肩へ伸ばされていく
男の手のひらも
“ギュン” と掴み来る
見開かれた眼が
一点
ウンスを見つめた
チェヨンの
射いる視線が男を睨み
右腕が走る
バン!!!
音がした
ドアが行き良い良く開かれた音
“ドタバタ”と
続く足音
男に襲いかかるかのように
響く通路の先
「オンマァ~~ア
オンマァ!オンマァ~ア!」
男が顔を
ゆっくりゆっくり・・・
向いて行く
坊主頭の子供だ
さっき
兄と一緒にチャンビンが連れて行った
弟が泣き叫び走ってくる
ダァ!!!
男の伸びた両腕を
チェヨンが叩き落とす
落とされた腕と共に
倒れ込む男
何をされたか解らぬようで
その場に動けなくなり
一歩遅れた
チュンソクが傍に立つ
瞬きを繰り返す
ウンスがいて
肩先を強く抱かれ
顔を横に向けると
チェヨンの
魔法の言葉が耳元に届く
「大丈夫・・・大丈夫」
床に倒れた男
その横に立つチュンソク
テマンが見つめ
チェヨンは
ほんの少し横を向き
目元を緩ませ
顎を下げた
こくり
頷き返すウンス
言葉を出そうと
口を開くと
泣き叫ぶ声が遮ってきた
「オンマァ~ 先生~~~」
丸坊主の子が
ウンス体を 目掛け走って来てくる
その後ろを追いかける
若い男
「ちょっと待て! ハミョン!」
チェヨンは
その子ら二人を横目で
確認しながら
ウンスを抱く腕に力を込める
倒れないように・・・
ドン・・・と
坊主の子が
ウンスへ抱きつく
口を思いのほか大きく
片方を吊り上げ眉も上げた
チェヨン
目線を
子らより通路の先へ投げると
ウビンが
慌てて走ってくるのが見え
その後ろの黒い影が
通路から消えたのが
見えた
“イユンソン!”
ふぅぅ・・・大きく吐く息
チュンソクが
その吐く息に気づくが
「先生!先生!先生~」
ウンスに抱きついた
坊主頭が体を揺らし
騒いでて
さすがに声を出せずにいると
ウンスが
「おはよう~ キハミョン!」
優しく抱きついた背を
撫でながら
言葉を掛けていく
追いかけてきた
兄のキジェミョンは
「すみません 先生!
いつも母と寝てるので
寝ぼけて起きたら・・・」
「そぅか!寂しくなっちゃたのね」
微笑むウンスに
兄の顔が下を向く
「じゃ~特別! この時間
本当は面会出来ないけど
会わしてあげるわ~
さぁ~行こう~ねぇ~」
ハミョンの頭を
くるくると撫で話すと
泣いていた坊主頭は笑顔になり
ウンスの体を ぎゅっとする
ウンスの背を
優しく包んでいた人は
抱きつく坊主頭の背を
ポンっと・・・叩く
ウンスがチェヨンに
くすっと笑うと
チェヨンは小さく笑い頷いた
「さぁ~行こう!」
ウンスが
ハミョンの手を握ると
チェヨンの手は
なごりおしそうに
ウンスの背から離れ
処置室へ向かう
兄のジェミョンは
そのチェヨンの手を
見つけてしまった
3人がドアの中へ消えると
待っていたかのように
チュンソクが聞いてきた
「彼奴は・・・どうしますか?」
「・・・泳がすか・・・」
「では この男を
部隊へ連れて行きます」
「テマンは一緒に行け
ウビンはしばらく見張れ」
早口で告げた
ゆっくり立たされた男
可哀そうな奴だ
犯罪者に仕立て上げられ
犯罪を犯さずに済んで
良かったと
早く事を終わらせなければ
と思った
車に乗せるまで
ウビンもついて行く
ひとりそこに残り
壁に寄りかかり
目を瞑った
整理する
“キーマンは やはり
イ・ユンソンか・・・“
足音がした
俺のそばでその音は
止まる
「これは珍しい人が
病気で運ばれてきたか?」
不敵に笑う
「恋煩いか~寝れぬほどの!」
こんなことを
この俺に言えるのは
たった一人だ
会いたくなかったが
此奴から
事故で運ばれた人の様子を
聞いた方が
ウンスとの違う話ができる
それに
聞かしたくない話も
此奴になら出来る
「たまには 貴男も
恋煩いしてみたらどうだ?」
目を閉じたまま
チャンビンに言う
二人が立って話し始めた時
処置室のドアが開き
元気な声が聴こえて
チェヨンは目を開ける
嬉しそうに微笑む
ウンス
その隣にさっき
大泣きした坊主頭と
その兄・・・が
並んで出てくる
「良かった~~
帰っちゃたかと思ったの!」
無言で顔を横に振る
ウンスを見つめる瞳は
とっても穏やかで優しい
「ねぇ~お腹すいた!
朝ごはん一緒に食べよう」
響き通る声
可愛く突出すその口
俺を虜にする
愛くるしい
だろう~
“もちろん”って
直ぐ
返事をしようと思った
だが
俺の隣には・・・此奴がいて
そして
ウンスに熱い眼差しを
傾ける
青臭い奴がいた
恋をしたのか・・・
俺のウンスに
PS おばんです
8時になってしまいました
12話・・・長くなってしまい
半分に書き換えました
なので 明日も・・・UP \(^o^)/
今日は 節分です
去年は 豆まきをしなかったの~
良いことも悪いこともありました
最高にHAPPYは・・・ハグ
悪いことは・・・事故った
今年は
なので~ 豆まきします!!!
でも
恵方巻きは べー子がいないので
金曜日に作ります~~
それって 意味ねじゃん (大笑)
鬼のお面 作ったぞ~~~
