


珍しく連投です



SCID-NETメンバーの深澤香世子さん



とっても頼りになるネエサンです



島田市100人会議の分科会「楽しいLa・防災しまだ」メンバーとしても大活躍



3.15(日)島田市消防署で行われた第2回防災フォーラムのパネリストとして
障がい当事者の想いを発信してくださいました。
以下、深澤香世子さんより


⭕️「楽しいLa・防災しまだ」の深澤香世子と申します。私は、障害当事者の立場からお話ししたいと思います。
いざ、という時に身を守るための行動をとることが難しい人達が『災害弱者』とされます。その中には、障害者だけではなく、高齢者、子ども、妊産婦、外国人、旅行者、などが含まれます。「自分で出来ることは自分で対応すること」が基本ですが、身体が不自由な人達にとって出来ることにも限りがあります。
⭕️東日本大震災の際に、全人口の4.5パーセントが亡くなった宮城県 南三陸町では、障害者の死亡率は、その3倍に近い13パーセントに達したそうです。この数字からも、防災の取り組みを進める中で障害者に対する配慮が必要であることがわかります。























⭕️「島田市障害者 福祉連絡会」は、身体・知的・精神・難病など、
障害の種別を超えて集まった横断的な連絡会です。
この団体の特色を生かし「災害時に障害者がどんな不安を抱き、どのような支援を求めているのか」 災害時における困難な状況を、一人でも多くの方に知って頂き、理解を深めてもらいたい、との思いから2年前に、障害当事者や家族の声を【障害者からのSOS】としてまとめました。(冊子紹介)
⭕️『災害弱者』は、どれだけ最新の情報を得るかが重要になってきます。
●視覚障害や、首から下がマヒしているなど、全身性障害の場合、身体機能面から携帯の操作が困難です。緊急情報が察知できませんし、盲ろう者の場合、音声による警報だけでは伝わらないこと、携帯電話を使った文字ディスプレイを活用できない人もいます。
⭕️『災害弱者』が災害から身を守るためには、やはりハード面だけではなく、
日頃から地域の人とのつながり も、重要になってきます。
1週間前に、この防災フォーラムのパネラーが決まって、
何を話そうかと、改めてこの冊子を読み返していてふと、思いました・・・。
この冊子は、被災してからでは活用する機会はないし、むしろ、災害が起こる前に知っておいてもらいたいもの。せっかく作った冊子を読まずに捨てられるのは忍びないですし、ただ配布するのではこの価値が伝わらないと思いました。そこで、障害者福祉連絡会の代表に「障害者からのSOSを、寸劇で防災教育に取り入れてはどうでしょうか?」と伝えたところ、
大変盛り上がり、「このSOSの冊子が、島田市の防災の冊子と一緒に載せてくれるみたいだから、それに付随して障害者だけではなく、
災害弱者の防災ビデオの方がみんな興味を持ってくれるかも」と、なりました。
数日前のお話なので実現するのはもう少し先ですが、『防災 教育』や『自主 防災』のお役に立てるかも知れません。これまで障害者は災害の際、救援や、保護の対象とされてきましたが、障害者が主体的に防災のまちづくりに参加することで、『自助』『共助』へとつながり、
島田市の防災民度がより、高まると考えています。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
メモ
昨年4月に仙台市で国際会議がおこなわれ、『障害者が参加した防災は、
すべての人にとって安全で豊かな社会の構築につながる。』と、提唱された。
フォーラム終了後、男性が【障害者からのSOSの冊子】を自主防災に使いたいから貰えないかとおっしゃったそうです。
自らがまず動くと考える深澤さんのお姿に、みなさんの気持ちが動いたんですね。
いつもながら素適です


これからもご指導をよろしくお願いします


そして、今回も島田市福祉課Yさんの御配慮により
SOS冊子を100部カラー版で準備してくださいました。
【障がい者からのSOS冊子.pdf】
この場を借りて御礼申し上げます


どんな場面でも必ず支えてもらっています


みなさん、本当にありがとうございます


