11月2日(土)~9日(土)の8日間の行程で、JTBのイタリア8日間ツアーに参加した。ローマで丸1日フリーがあったものの、いわゆる「全食事付ツアー」は、修学旅行の類を除くと人生2度目。
1度目は約10年前、中国・大連に、やはりJTBのものにオヤジ(本当のオヤジ)と参加した。ツアーでしか行くことができない旅順港観光が含まれたものであったからだ。
人生2度目のパッケージツアーは総じて満足。観光大国イタリアにおいて、旅行会社同士のの長年の熾烈な競争環境に揉まれ尽くした商品であろうことがよく理解できたし、わずか8日間(現地6泊)で、ミラノから入り、ヴァローナ、ヴェネツィア、フィレンツィエ、ピサを経てローマから出るという北部イタリア王道の行程も、せっかちなわたしにはピッタリであった。カジノのない(イタリアにも一応あるけど、遠いしそ目的に行くことはないという意味で)人生においてそうリピートすることのない国はこれで良い。また、もはら個人手配も旅の楽しみのうちと考えるような段階ではない、時間が惜しい。
また、ベテランの添乗員の方のプロ意識も、同じ職業人として多いに刺激を受けるものであった。JTBの社長に、現場で良い仕事がされていると、手紙を書きたいくらいだった。行く先々で登場される「現地ガイド」の日本人の方々も、どういう人生を歩んでこられたのだろうか・・・、と興味をそそられるものであった。若い頃にイタリア男と恋に落ちてイタリアに渡り、定住することになったのであろうか等々。それにしてもこの国の現地ガイドは、美術に多少なりともの興味がなければやれそうにない。
と、いうことで次もイタリア南部、スペイン、ドイツあたりにパッケージツアーで行きたいです(笑)
ただ、よく言われることだけどパッケージツアーの「メシ」はやはりい
ただけなかった。特にイタリアのツアーは料金のうち多くを「観光」に振り向けているであろうことは理解したが、このピザには店側の怒りすら感じた。「JTBさんもうちょっとお金頂戴・・・」と(笑)日本はそれこそ数ユーロでうまいものがいくらでも食える食文化だから、これもニーズなのだろう。本末転倒だが、うまいイタリアンは日本に帰ってから召し上がってください、とも解釈でできた。
旅行中でもっともうまかったのは、フリー日にローマで食ったカルボナーラだ。カルボナーラ発祥の店ということで(そう名乗るのも何店舗もありそうだが)、ロバート・デ・ニーロの写真の真下で食った。
訪問地で最も風情を感じたのはヴェローナ。ヴェネチア方面の中都市
だが、ヴェネツィアと違い車の乗り入れはあるものの、中世的なものに
思いを馳せることができた。本質は、装飾ではごまかせないとも思っ
た。同じ路線でボローニャにも興味を持った。いつか訪れたい。
また、旅行翌週には大雨で冠水することになったヴェネツィアは、晴れ
間が覗くなかで訪れることができた。
あと、随所で飲んだエスプレッソ(1.0-1.2ユーロ)、最高でした。
おしまい