身の回りにはいろいろな危険があります。地震などの自然災害を除けば、そうした危険の兆候は見えているもの。ここでは火災の危険を見るノウハウをご紹介します。
自室から不始末その他で火を出す危険性を除けば、怖いのは放火。そして、周辺からのもらい火です。逆に言えば、放火されやすい場所、延焼しやすい場所の特徴を知り、狙われない暮らしを心がければ、危険性は少なくなるということです。
火災原因のうち、ここ何年か連続1位となっているのが放火。出火原因の13~15%が放火といいますから、これを防げれば、危険性はかなり低くなります。そのために大事なのは建物周辺に火を付けられるようなものが放置されていないかどうか。具体的には、収集日以外や夜中に出されたゴミ、不在でポストに溜まってしまった新聞やチラシ、放置された自転車、古新聞や雑誌の束などが危険物。言ってみれば、ゴミ収集のルールを守らない人が多い街や、自宅周辺、自室前にダンボールなどを積み上げて平気な、マナー違反の人が多い街は危ないということ。街全体に乱雑な、散らかったような印象がある場合は危険だということです。
また、敷地や建物内に侵入されないようにする、不審者が目につくようにすることも大事なポイント。マンションなどの集合住宅でいえば、敷地周辺を防犯カメラが監視していたり、オートロックなどで入りにくくなっている、死角になりがちな場所に照明やセンサーを設置するなどの対策が施されていると安心です。こうした設備は本来、セキュリティ面への配慮と思われていますが、同時に放火対策にもなっているのです。
住まいの周辺では人目につきにくい、街灯が切れているような暗がりは危険箇所。そんな場所でゴミが放置されていたら、危険性は一気に高まります。もし、近所にそんな場所があったら、街灯の電球交換を自治体、自治会などに働きかけるなどして、危険を減らしたいものです。
逆に安全なのは、自治体で防犯パトロールを行っている、地域で互いに声を掛け合う運動を行っているような街。空き巣同様、何か悪いことをしようと思っている人間は、人目に付くことを嫌がりますから、不審者に監視の目が行く街では犯罪も、放火も起きにくいのです。
周囲で火災が起きたとき、また、地震が起きたときに怖いのは周辺からのもらい火。そこでまず、建物の耐火性能について知っておきましょう。ご存知のように、建物には耐火構造と準耐火構造の主に2種類があります。そのうち、耐火構造は壁・柱・床・梁・屋根・階段などの主要な構造部分が、一定の耐火性能を持った構造のものを指します。ここで言う一定の耐火性能とは、通常の火災が起きてから30分から3時間以上の間、建物が倒壊したり他に延焼したりしない性能のこと。建物の部位や階数ごとにどの程度の時間が耐えられるかが定められています。一般的には、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造、レンガ造、コンクリートブロック造などの建物で、鉄骨造も鉄骨自体が火に強いわけではありませんが、耐火性の高い外装材を施すことで耐火建築物とされています。
準耐火構造とは、耐火構造に準ずる耐火性能をもっている構造のこと。耐火構造に比べ、建物の主要構造部分が火や熱などに耐える時間の規定が30分~45分と短くなり、耐火構造が鎮火後も補修程度で再使用できるのに対し、準耐火構造では延焼防止が目的となっています。2×4工法やプレハブ工法、在来工法でも内装下地に石膏ボードを利用した建物などがこれにあたります。
火災
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| 空気が乾燥する秋から冬にかけては火事が気になる季節 |
放置された自転車、ゴミ……放火される危険
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| 収集日以外に出されたゴミ、家の周辺に積まれた不用品などに火をつけられるケースが多い |
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| 最近のマンションでは公道と敷地の境に高低差を設けるなどして安易に侵入できないような工夫がされている |
住まいの周辺では人目につきにくい、街灯が切れているような暗がりは危険箇所。そんな場所でゴミが放置されていたら、危険性は一気に高まります。もし、近所にそんな場所があったら、街灯の電球交換を自治体、自治会などに働きかけるなどして、危険を減らしたいものです。
逆に安全なのは、自治体で防犯パトロールを行っている、地域で互いに声を掛け合う運動を行っているような街。空き巣同様、何か悪いことをしようと思っている人間は、人目に付くことを嫌がりますから、不審者に監視の目が行く街では犯罪も、放火も起きにくいのです。
古い木造家屋、密集した住宅……延焼の危険
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| 分譲マンションはもちろん耐火構造だが、賃貸の場合は名称はマンションといいながら、耐火構造でないこともあるので要チェック |
準耐火構造とは、耐火構造に準ずる耐火性能をもっている構造のこと。耐火構造に比べ、建物の主要構造部分が火や熱などに耐える時間の規定が30分~45分と短くなり、耐火構造が鎮火後も補修程度で再使用できるのに対し、準耐火構造では延焼防止が目的となっています。2×4工法やプレハブ工法、在来工法でも内装下地に石膏ボードを利用した建物などがこれにあたります。
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| 住宅が密集している地域では建物が耐火構造でも、隣家で火が出た場合、窓ガラスが割れて、そこから火が着くケースも |
当然ながら、火に強いのは耐火構造。住まい周辺の住宅その他の建物を見て、周辺地域の火災への耐火構造が多ければ、比較的安全ですし、もし、木造住宅が多い場合には、自分の住まいとの距離、位置関係を見てください。古い木造住宅が密集している地域は火災に弱いといわれますが、それでも住まいと道幅の広い道路や公園などを挟んだ距離にあればそれほど心配する必要はありません。その場合、道幅の目安は最低でも6m~8m。これは阪神淡路大震災のとき、延焼を食い止めた道路幅です。ただし、そのときの風速は3mと無風状態に近かったことを考えると、実際にはもう少し道幅がある場所のほうが安心かもしれません。
もうひとつ、阪神淡路大震災の例でいえば、緑も延焼を食い止める作用があるといいます。庭木、生垣などのある住宅が多い地域のほうが、より安心というわけです
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