紅蓮


SiC-6(Coldflame)


桜散る4月

五月蝿い喧騒に揉まれたくないで

都会に馴染めないヤンキーみたいに

金髪にヘッドホンをつけて歩く


誰にも見られたくなくて

顔を隠す癖も治らない


桜が目の前に吹雪いて

視界の狭さに眩んだ


私は今でも下を見るので精一杯で

面倒事なんか構ってられなくて


今は今だけはと地に足をつけ

自分の成すべき事をしないと

と、いてもたってもいられなくて


季節は巡っていると言うのに

眠りに向かっていく様な針の糸が

解けた後みたいな感覚がまた欲しくて


痛みに慣れて涙すらも出ない

自分が憎くて


黒の街に赤の私のままで

水蒸気煙草吸ってため息吐く


小さい頃から変わらなく

一人が好きで嫌いな私


誰かといると自分を造れるけど

一人だと、空白の残像















この淋しさが、侘しさが

どれだけ儚く愛しいでしょうか?


ちっぽけな青ざめた春の病針が


あの時の私を映す


あの頃の様に蒼くなくても


大地の砂漠の懐の様に紅蓮まで