今日もシンコーに練習に行く。後から、居酒屋大ちゃんが来て、しっかりとしごかれる。
帰り際に大ちゃんが神妙な顔をして言う。
「おいげんうっ方がよう、岩下さんに言うとって言うんだけど。部屋をきれいに掃除をしといて」
いきなり、大ちゃんはいう。
この前の日向灘沖の地震があったときに、長い揺れが続き、津波の警報まで出た。
警報はすぐに解除になった。
志布志港で20センチの津波であった。
そこで、大ちゃん夫婦の会話。
大ちゃんが奥さんに、「津波がきたときにわよう岩下さんの家に避難をすいが。」そしたら、奥さんが岩下さんに掃除をしてきれいにしておくように言っておかんねと。
なんてことを言うとね。避難を頼みたい家に掃除をしてきれいにしとけなんて。
笑いました。
確かにいつもこきれいににしている奥さんだから、汚いところでは落ち着かんわな。
それは分かるよ。だけど、大ちゃんそげなことを先に言う? ハハハハ。
オラも志布志に来て3年。
だいたい日常の会話は志布志弁を使えるようになった。鹿児島弁はもともと、省略語が多いので、短い喋りで済むから便利なのだ。
それだけに他所の人にはさっぱり分からない。
鹿児島弁てよか言葉じゃっど。