今日から3月
敏感な人は2月中旬頃からムズムズ来てるんじゃないでしょうか。
花粉が粘膜に付着すると
1.免疫細胞(リンパ球のT細胞)が花粉を異物として認識する
2.IgEという抗体が作られ脂肪細胞に作用しヒスタミンを放出する
3.ヒスタミンが受容体と結合し「異物(花粉)を外に出さなきゃ!」と排除行為が始まる
このような流れにより、クシャミや鼻水、涙などが出てしまいます。
乾燥肌がひどいと皮膚でも痒みを感じる場合も有るそうです。
では花粉症対策として何が出来るのでしょうか。
①粘膜を保護して花粉が入らないようにする
(マスクやメガネ、室内の加湿やのど飴等で侵入を防ぐ)
②T細胞のバランス(Th1とTh2)を正常化させる
(便通を良くしたり乳酸菌製剤により腸管免疫を整える)
③ヒスタミンが受容体に結合しないようにする
(アレグラなどの抗アレルギー剤、抗ヒスタミン剤を使う)
中医学での花粉症対策は「益気固表」をします。
身体のバリア機能を「衛気」と呼びますが
体調不良や不摂生、何かしらの原因でバリアが弱まっていると
ウイルスや細菌、花粉などの異物の侵入を許し、身体が強く反応してしまいます。
・侵入を防ぐ事により症状の発生を防ぐ
(例えば鼻や喉、目などの粘液量が増える、絨毛の働きが活性化するなど)
それと同時に
・腸内環境を改善させる事で免疫力の暴走を抑え、
それでも症状が出てしまった場合には
・花粉症により荒れた粘膜を修復し、次の侵入に備える対策をする
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