死と変容
良い曲ですねぇ・・・本当に・・・
特に青春を回想するシーンと最後の救済というか浄化されるところは感動的です。
リヒャルト・ストラウスが25歳の頃に書いた作品です。
すごいですね。20代前半でこんなに重いテーマ、死と精神の浄化、開放ということを書いている。
マーラーに通じるものがあるように思ったですが、調べてみたらこの曲より前にはマーラーは巨人しか書いていないんです。だからむしろマーラーの方が影響を受けていた可能性が高いですね。
浄化、開放というと仏教的ですかね。どちらかと言うと浄化、救済という感じでしょうね。
浄化と開放を描いているので、それは結果として人の心の苦しみや様々な思いを描くことになります。それが素敵なんです。人と言うのは苦しむから、悩むから美しいのかもしれません。逆説的ですけれど。いつも苦悩なく穏やかな気持ちだけであったらこのような作品は作れませんね。この曲で言うなら、最後の浄化され救済されてから後のところだけ演奏しても、静かで綺麗ではあるけれど、人の心は打たないでしょう。苦しみ悶え、悩んで求めるから人間らしいんです。生きると言うことの美しさを見せられました。