私の中で長い間変わらなかった気持ち。

それは




離婚をする





ということ。


半年間入院をしていて、

旦那に離婚の申し出をしたのは

トータル3回ある。


いつだったか忘れたけれど、1回目は突拍子もなく。


2回目は家探しまでして、

進めようとしたが、断念した。


3回目は数日前。

ずーっと考えていて、

家に帰れないのであれば、家族でいる意味もないし、

解放されたい一心で。


身勝手な私の気持ちだけ。


けれど、家族が私の周りにいれば、

私はきっと永遠に病気が治らないと感じる。

独りになって、孤独を感じて、

あのときどうして家族の手を手離したのだろうと、

必ず後悔するとわかっている。


でも、それでも今は手離したい。

やり直せるとは思っていない。

わかっている。


それでも家族とは離れる決意をした。


退院後は自宅には帰るけれど、

なるべく1人になれるように

家族とは離れて暮らせるように

デイケアに通うことも考えている。


今はまだ一人暮らしは無理かもしれないから。

まずは実家で暮らしてみる予定だ。


入院先に近いところに引っ越す手もあると

今は考えている。

そうすれば地元は遠くなるし、

デイケアは近くなり、

今の主治医に診てもらうこともできるかもしれないし、

もしかしたらなんとかひとりで生活できるのではないかと考えたりもする。


離婚…

私が人生で1番避けたいイベントだった。

イベントなんて呼ぶのはふさわしくないが、

旦那と、離婚だけはしないと約束して入籍した。


1度も浮気を心配することもなく、

誠実に対応してくれた。

私に気持ちはなく、家族としてしか接してもらえず、

泣いていようが怒っていようが、

時間が経つのを待たれていたことが

1番悲しかった。


向き合ってくれるなら別れない選択をしたと思うが、タイミング悪く息子が病気になり、

私は病院にひとり、置き去りになった。


面会は1度きり。

私がパソコンが必要だと言って来てくれと頼んだときだけ。

今回の入院では、誰も面会には来ていない。


私は、そんな境遇にいるのだ。

虚しい、惨めで悲しい。

こんな一生で、終わりたくない。



だから、病気を治すためにも

散財をやめるためにも、

家族とは離れる決断をした。


子どもたちには申し訳ないばかりだけれど、

私がいることで傷ついてしまうよりはよっぽどいい。

新しい母親ができて、しっかり甘えられるといいなと心底思う。


金銭的にも、気持ちの面でも

家族を犠牲にしてしまったことは、

一生背負って生きていかなければならない。


働けるようになったら、

せめて子どもたちにはお金を少しずつでも

貯めてあげられればと願わずにはいられない。