息子のうつ病が発覚した日は、
それなりに落ち込んでいたけれど、
でもなんか、しっくりきたと言うべきなのか。
なんとなく、やっぱりなーという気持ちが強くて、
だからあんなかんじだったんだなと
逆に納得している私がいる。
普通にその話を他人にもできるし、
悲しくて涙が出るとかもない。
落ち込んだことに違いはないけれど、
今の私にできることは何ひとつない。
だから、私は
私自身と向き合っていき
自分を守ったり
赦したりすることにした
退院は一月末にほぼ決まり、
それまでにマインドフルネスを思いっきり堪能させてもらうつもりでいる。
そして、私の中にいる
インナーチャイルドと向き合っているところだ。
インナーチャイルドに目を向けると
いろいろなことがおもしろいことになる。
わたしの中にいるインナーチャイルドは、
例えるならトトロに出てくる、
メイちゃんみたいな、
ちょっと気の強い意志のハッキリした女の子。
まだ私に話しかけてはこないけれど、
イメージと感情で私にハッキリと意思表示をしてくる。
ここでは私のインナーチャイルドは、
メイちゃんと名付けて呼ぶことにするが、
メイちゃんは、とある心理師に対して、
この人
キライ!
という感情を剥き出しにした。
心理師が、メイちゃんと呼ぶと
なんでこの人、メイのなまえをよぶの?!
なんでメイのことしってるの?
メイのすきなことなんかおしえたくない!
きらい!!
と、おっぴろげーに気持ちを出してきた。
特に好きでも嫌いでもない心理師さんなので、
私的にはどうでもいいけれど、
私の中にいるメイちゃんは、どうも気に入らないらしく。
今日、その話を私の担当の心理師さんにしたら
「やばい、それめちゃめちゃおもろいやん!」
と、大爆笑になった。
私もこんなに内から滲み出るものがあるとは思わなくておもしろくて…と話した。
あとは、メイちゃんは何が好きなんやろうね?と言われた瞬間に、
頭の中いっぱいに、
すべりだい!!すべりだい!!すべりだい!!
と、すべり台の映像を
バーン!!!
と出しっぱなしにされた
はいはい、すべり台がしたいのか。
なるほど、じゃあ明日のさんぽは公園に行こっか、
と何となく話しかけてみたりして、
実際に公園にも行っているし、
恥ずかしい思い100%ですべり台を1人ですべった
誰もいなかったけど、
まじで恥ずかしかった…
そして、メイちゃんのためにぬいぐるみを母に送ってもらい、喋りかけたり、一緒に寝たりしている。
こうやってインナーチャイルドと共に過ごして、
いかに他人を傷つけないで
インナーチャイルドを守るかを、
私は今学習?しているらしい。
あまりよくわからないけれど、
自分と向き合うことで、気持ちも落ち着き、
そのうちメイちゃんが私に話しかけてくるらしい。
私とは感覚の違う、
まったく別人格なのがインナーチャイルドなので、
今まで自分では選ばなかったものを選んだり、
してみたくなったりするらしい。
なるほど、公園なんかに行ったり、
嫌いなブランコ(酔うから苦手)に乗りたくなったりするのも、メイちゃんがしたいからなのか、と納得しつつある。
もともと、どんぐりやまつぼっくりなんかも
子どもに
汚いから持って帰らないよ!と散々言っていたのだが、
先日は私がたくさんまつぼっくりを拾ってきた。
そして、ズボンがひっつきむしの餌食になり、
病院に帰ったら
男性患者さんに、
「おしりのあたり、めっちゃついてるしヤバいでw」
と、笑われたのだった。
私にとってメイちゃんは不思議な存在だ。
人に甘えたりすることもある。
それができなかった私に、いろいろと教えてくれている気しかしない。
こんなことを書くと、
私が解離性障害のように感じるかもしれないが、
そうではない。
カウンセリングで見つけてもらったインナーチャイルドをゆっくり育てて、守ってあげるのが私の役割なのだそう。
難しいことはよくわからないけれど、
今はこんなことをしながら、生活している。
また、私の退院に向けて
障害者手帳の申請と、
障害年金の受給の申請の準備をすすめながら、
同時に、精神訪問看護ステーションを探して
自宅で訪問看護にきてもらう準備をしてもらっている。
この歳になって、親を振りまわす私は
恥ずかしいけれど。
生きるための選択肢は今はこれしかない。
息子と私が
お互いに傷つけ合って
さらに今ある傷を深めあう必要はない。
だから、これでよかったんだと思いながら
今は、毎日をゆったりと過ごしている。