コロナな母の話のついでに、弟の話をしてみる。


弟は、昔から

何をやっても冴えない人間だった。


弟は、

アルバイトもしない生活をしていたが

ずっとやっていた野球で、

高校生になっても

レギュラーに入ることはなく

無念に終わった。


とりあえず大学には入ったが、

自宅から2時間かかる遠い大学で、

しかもランクもそんなに良くはない。


だがしかし。

何故だか知らないけれど

頭のネジが飛んで



急に

トチ狂った

ようで











勉強を猛烈にやりはじめた。


大学でも

アルバイトをしない生活をしてきたので

親のスネをかじりたいだけかじるというツワモノ。

私とは真逆の人間だ。


それでも、弟のすごいところは

賢くはない大学でも、

首席だった、というところにある。



そして、臨床工学技士になった。


学校のレベル云々は関係なく、




首席だったから



就職は余裕だったようだ。


そしてメキメキと育ち、人工心肺を回したり、

コロナでいきなり有名になった

エクモを操って、

知らない間に役職も上がっていた。


今現在は大学で

後輩育成に明け暮れているようだ。



そして、ある日

臨床工学技士を目指して入学してきた学生が、

心臓移植を受けたことのある学生だったらしく、

弟が病院で働いていた時期と

オペをしたタイミングがかぶっていたため、



「あのとき、僕のオペを

先生が担当してくれてたりしますか?」



と聞いてきたと言う。


名前で、あー!あのときの子か!とわかったらしく、

自分に憧れて入学してきた生徒がいたことに

すごい感動した、という話をしていた。







なんか、えぇな〜。

えぇ話よなー。

我が弟ながら、えぇ仕事してんなー。


それに比べて私なんかさー、

首席なんてほど遠い、

高校教師に

「お前に看護師は無理じゃ、諦めろ」

と言い放たれて、

何くそーやったろうやんけ。

って立ち上がってみたものの、

底辺の学校で

赤点11回くらいとって、

追試生活を送って就職したけどさー、

私を目指して就職してくれた子なんか




絶対

おらん

もん。










だって患者さんみんな












70歳以上

やった

からな…。






諦めもつくっちゅー話。

オチはこれや。


なんか、うまいこといかんかったな…




医療ネタとか

医療者あるあるとか

通じるから

就職してからは、なかなかおもろかったけどなー。


こんな医者いるいるとか笑

血液データネタと、

患者ネタが通じる家族は

弟しかいなかったため、

話すのは楽しかった。



で。

エクモも操って、

コロナ最前線で毎日働いていたので、

親の心配は弟が1番してるんじゃないだろうかという話。


最前線すぎて、

亡くなる方のほうが多かったんじゃないかなーと思うし。


そんなわけで、

コロナの話も普通に通じるので

次亜塩素酸の消毒液もよろー!

のLINEの一言で通じたのはデカかった。


やっぱ医療者でよかったな。

家族の役には少なからずたつしね。


風邪ぐらいじゃ放置プレイだけど

敵によっては構えるよね。


しっかし、コロナ…





ゆっるゆるで笑えないww