もしもこの世界に、神様などというものがいるとしたら。
私は間違いなく失敗作の一例にすぎないのだろうと思う。
神様というものも完璧ではなく、
精神の歪んだ犯罪者や、生きることに喜びをなかなか見出せない私みたいな人間ができてしまう。
犯罪者も私も、紙一重の存在だ。
子どもが小さい頃、叩いたり蹴ったりしたことがある。
あんなものは、凶器を振りまわす犯罪者と同等だ。
何故こんなにも歪んで育ってしまったのか。
私の子どもたちもまた、歪んで育とうとしている。
まともな家に生まれて育ったと思っていたが、
実は違った。
今は父親に愛情のカケラもない。
うつ病を理解して接してもらえず、
いつも通りの父で、私を否定した。
私は父親も祖母も苦手だ。
身近にこんなにも苦手な存在がいれば、
歪むのも仕方ないのかもしれない。
そう考えると、私がここにいる限り、
子どもたちもまともに育つこともないのだろう。
今朝は旦那がイライラしていた。
何もしない私にイライラしたのだろう。
体がしんどいだけや、と言った。
「しんどいならやらんでいいやん」
前回と同じことを言った。
「残ってんの嫌やからやる」
前回と同じことを返した。
だから私は、旦那が洗い終わったあとに
机に並んでいる昨日のコップや食べかすを片付けにシンクに行って、置いた。
シンクをいくらきれいに片付けたって、
机には子どもたちが散らかした
シンクにあるものの倍以上の
コップやごみくずが置いたままで。
そこだけ
きれいにしたところで、
意味はないよ
と、無性に言いたかった。
反抗してやりたかった。
我が家の血筋は欠陥品だらけだ。
いっそ、なくなってしまえばいい。
最近よくそう思う。