心療内科の日。

いつも主治医は、私の話を聞いて肯定してくれる。

それはマズイなぁ…とは言えど、

完全否定したことは恐らくない。はず。


早々に、3日家出をして、

たまたま趣味のイベントがあったので

即座に計画をしてビジネスホテルに逃げたと話した。

あちゃーとでも言われるのかと思ったが、

「家出している間は、何をしてすごしたんですか?」

と聞かれたので、

ひたすら紙を愛でていたこと、

何故か楽しいと思えた数日間だったことを話すと、

「それはいいですね。その間、自宅は大丈夫でしたか?」

と、うちの中のことを心配してくれた。


母が介護もあって疲弊していること、

息子が発狂するため旦那も疲弊していること、

お客さんが減っていて、収入が減ってきていること、

家族だけでは家の中のことを賄いきれなくなってきていること、

私の買い物依存が酷すぎることを話した。


結論を言うと、


家出は正解。

その間を楽しめていたのならば、

家の事情は抜きにして、あなた自身にとっては、

してよかったと思う。すべき。


みんなしんどい、けれどなんとか踏ん張れる位置を探し出すのが今の課題。

そうやっているうちに、子どもは成長していく。

そのうちなんとかなる。

先が見えなくてしんどいとは思うが、誰も倒れないように回すのがベスト。


あなたが今、家事や息子さんのことを考えられないのは、

まだそこまでの余裕があなたの中にないからで、

タイミングと、余裕のあるときでいつかなんとかなるはずだから、焦らないこと。


買い物依存に関しても、今無理をして完全に辞めるのはすすめない。反動が必ずきて、酷くなるからで、

少しずつ意識をして金額を減らしていく、

回数を減らしていく、みたいな

ゆるい感じで今はいい。

ストレスを感じているから買ってしまっている現状なので、

なくしてしまおうとすれば、今のあなたは崩れてしまうから。



という話だった。


欲しくもないものにお金をかけなければいいんだな、と考えて

今日はひとつサブスクを解約した。


状況は変わらないが、

なんとなく一歩前進した気がした。




そしてそのあとに、

会うのは2年ぶりくらいになるだろうかという友だちと会った。


親友とホテル泊をした日以来だろうか。

人と日時を決めて、ランチをしに行ってきたのは。


慣れないバスに乗り、以前住んでいたあたりのお店に行った。

でも、前のようにバスの乗り方がわからなかろうが、

お金の払い方がわからなかろうが、

不安にはならなくなっていた。


あ、私も少しずつだけど

周りに適応してきているな、と今日は感じた。


相変わらず、やることやることが新鮮なのもあり、

何をするにも必死で、

忘れ物や、連絡忘れなどはありながらも、

なんとか時間には間に合って、

楽しくおいしい食事ができた。


喋りながらランチができる日が来るとは。

まだ先かなと思っていたが、

日に日に私の見える世界は広がっていると感じる。


私の身体を心配しながら、

急な誘いにのってくれて、

マシンガントークに付き合ってもらったデレデレ


昔からの付き合いなのもあって、

どんなに体型が変わっていようとも、

病気になってしまったとしても、

子どもの愚痴が増えたとしても、

変わらない関係って、

やっぱりあるんだなぁと思ったし、

それが嬉しく、ありがたかった。


短時間のリハビリランチではあったが、

2時間ほどみっちりと話して、

なんにも気を遣わずにいられる空気を

作ってくれる友だちには、感謝しかない。


そして、時間が経った頃、急に晴れ間がなくなり

雲行きが怪しくなったので、早めに解散した。


私がバスを降りてから、

トイレと道に迷っているうちにすっかり暗くなり、

文房具店をフラッと一周している間に

ゲリラ雷雨がやってきていた笑い泣き笑い泣き



自転車をこぐ学生たちが、

「痛い、雨で顔が痛い!やばすぎやろ!」

と、みんな言っていた。


私も1人で

「痛ぇー目があかなーい。

バイクのとき以来の雨粒の痛さやー!」

と、喋りながら自転車をかっ飛ばした。

今考えると、スーパーで買い物をしていれば

ゲリラ雷雨にみまわれることはなかったのに

帰ることしか頭になくて、

やはりまだまだ無能だなぁと思ったニヤニヤ


それでもなんだか濡れて帰るのも楽しくて、

なんなら本当にびしょ濡れで

みんな下着が透けてしまってたほど。

プールのシャワーを延々と浴びているようなかんじで、

排水溝の中をすごい勢いで水がかけぬけていくし、

私のペラペラの軽いはずの服が

水分を吸いたくって重くなりすぎ、

ワンピースが水の重さで紐部分に圧がかかり、

丈が床まで伸びるほど濡れた笑い泣き


もうなんか、それですら楽しくて。


こんなにジャジャ降りな雨は人生初だったので、

家にそのまま入れず。

バスタオルを玄関に敷いてもらい、

玄関で全部脱いで袋に入れて風呂場に直行した。


息子も娘も大爆笑。

私のカバンの中身を見て、これはあかん、これは無事!と机に並べて、カバンにバスタオルをつっこんで乾かしてくれたほど。


それぐらい、楽しい帰宅だった。

…そういやあの服、どうしたっけ?と今思い出す。

(袋に入れっぱなしで、びしょ濡れだったので

今とりあえず干してきたw)



こんな雨も楽しめる自分が嬉しかった。

暑くないならヨシ。

ゲリラ雷雨も悪くない。(良くもないけど)


本当に色々ありがとう。

こんなふうに前向きに考えたり、

外出することに不安がなかったりすることが

こんなに幸せだと感じたのが嬉しい。


まずは外の世界に目を向けて

いろんなことを楽しもう。

外出の前のソワソワがなくなったことだけを考えても、うつは良くなっている気がする。


ありがとう。

ありがとう。

感謝しかない。