とりあえず帰宅した。
帰宅したが、我が家は通常運転で
入院期間が長かったせいもあるが、
「あ、おかえり!」
みたいな普通に買い物帰りな感覚でみんなが対応したもんで、
大きな荷物を抱えた私だけが先程まで
異世界にいたような、
そんな光景だった。
ただ、我が家の空気は澄んではおらず
私には淀んで重くまとわりつくような空気で
なんだかしんどかった。
たとえるなら気温33度で湿度の高いアスファルトの上にいるような、そんなムーンとした重さで。
単に蒸し暑かっただけなのかもしれないけど、
私にはズーンと重くのしかかった。
帰宅したと同時に感じたのは疲労感。
みっちり3日ほど家出をしたので、
とにかく疲れが…。
蒸し暑いのと合わさって気分が悪く、
この日はずっと寝て過ごした。
鉛みたいな身体の重さと、だるさと、頭痛と。
ディズニーを脱出して帰宅したかんじというべきか?
子どもたちの叫ぶ自宅は現実なんだよなぁ。
母も、子どもたちの声をずっと聞いているとしんどくなるの、わかると言っていたし、
実際しんどかっただろうな。
申し訳ない思いと、一切責めない家族に感謝をしながら、トランクの中身を片付けた私だった。
家出なんていいことではないけれど、
私には必要な、時間だったし、冷静になることや、
趣味を楽しむ時間はとても大事だと感じた。
家にいたら経験できなかったことなので、
感謝して家出事件は終わりたいなと思う。
とにかく安いサラサ。
Amazonで買ってしまったやつ。