現役だった頃の看護師3年目のときのお話。


病棟が割と空床になるタイミングがあり、

そろそろくるぞ~波がくるぞ~嫌な予感しかしないぞ~っていう雰囲気を感じるタイミングがある。


正月明けの病院が開く1月4日にそれがやってくることが多かったりする。

なので、私は極力年末年始は休まずに働いて、病院の外来がはじまる日に休み希望をわざと出すようにしていた。


あとは、何人もいっぺんに心カテなどの、検査入院が入ったあと、その人たちがゾロゾロと退院した日とか…。


「明日は入院も多いしイベントもわんさかあるなぁ。入院入れても空床あるし、緊急もありそうやなー」

などと話しながら翌日の患者の割り振りをした私。


自分が重症の担当患者が多かったりしたのもあるが、性格上、前日にもリーダー業務をしている翌日は、自分の負担を重くつける傾向にあった。

その日も状態の悪い患者さんがいたので、割り振り的にどうしても重くなる。

だが仕方ない!と割り切って、部屋割りをした。


そして翌日…

通常入院が来る前に緊急が来るという連絡が外来から入り、それが割と重症だったので、

既に入院は1件とることになっていたが、緊急入院を私が担当することにした。


その10分後、また緊急入院の連絡が入り、後輩に振った。

そのときに、「もうさすがにないやろけど、万が一緊急きたら、次は○ちゃんにとってもらうでー!」と、話していたら、

15時頃にまた緊急入院の連絡が来て、

「ほんまにごめん…よろしく!」

という日があった。


こんな日は、





どうなっとん

ね~ん!!





よその病棟あいてないんかー!?

どうすんねん、誰にとってもらおう…とか、もう迷ってるヒマもなく、

みんなであっちやこっちと動き回って、対応をして、

椅子に腰掛けるヒマもなく、申し送りをしたあともあっちやこっちに動き回り、説明をしたり点滴の指示を受けて処理したり、うんたらかんたら…。


そんな日は準夜も多忙なので、日勤でできることはやる、が私が働いていた病棟の暗黙の了解みたいなもので、時間外でもガッツリ働いた。


入退院処理がまぁ面倒くさくて、カルテを1から仕込むかんじになるので、事務処理もかなりあった。

それがありまくり~な日には、諦めて一旦19時くらいに糖分補給をして、それからさらに仕事をするかんじだった。


だいたい19時や20時に帰る、みたいな日が割と多かったりしたが、何度か日勤で働いているときに、深夜勤のメンバーにこんにちはー!をしたことがある笑い泣き


「え?!なになに?!嫌な予感しかしやへんねんけど。なんで日勤まだおんの?!」


みたいな会話をする笑い泣き


こっちもはよ帰りたいわい。

仕事が終わらんのんじゃ~という日があったなぁと、ふと思い出したので書いてみたが…






本当に

鬼畜な病院

だったな…





 

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