前回のマインドフルネスで、

目を閉じて、人混みにいることを想像してくださいと言われた。


言われるがままに想像しようとしたが、

梅田の交差点だか、スクランブル交差点だか知らないが、

人が行き来しまくるのが頭に浮かんだ。


次に、【すみません、邪魔してすみません。ここにいてすみません】

という態度でそこにいてください。


と言われ、

交差点では人にぶつかり、すみません。

行く道をうまく歩けずモタモタしていると、舌打ちをするオジサンが見えて、すみません。邪魔してごめんなさいと思った。


次に【ここは私の道よ。私が正しい。どきなさい】

という態度でそこにいてください。


と言われ、

何故か場面が自宅になり

子どもたちに対して、ガミガミ怒る私が見えた。

掃除してるの!邪魔しないで。

時間は守らなきゃダメ!私は正しい。

このリビングは私の場所だから、あっちへ行って!

と言っている自分がいた。


つぎに【マインドフルな態度で人の多い場所にいてください】

と言われ、やはり場所は自宅だった。


和気あいあいと、楽しそうに話をしていて、

みんなが笑っている。

そこに自分もいて、口が汚い!と怒らずに「お口についてるのはなぁに?」と笑っていたり、

「テレビから離れなさい!」と言わずに「あれ?なんか近くない?前行っちゃった?」と、穏やかに話す私がいた。


これがマインドフルな態度なのか。

私の思い描くものはこれなんだ、と知った。


というよりも、現実味を帯びた状態で瞑想ができるようになっていて、自分が変わったのを感じた。


瞑想というと宗教的に思えるけれど、まったくそんなことはなく、洗脳されているわけでもない。

自分を知って、自分を赦すための時間として、かなりうまくできるようになってきた。


気持ちが移ろいでいくように、痛みもうつろいでいく。


腰が痛いなぁと思っていたが、瞑想のガイドを聞いて

冷たい部分はあるでしょうか。

と言われたとき

足が冷たいな。と、手で温めてみたら

知らないうちに足に意識が向いていて、

腰の痛みを忘れていた。


気を逸らすだけで、こんなにも楽になれるのかーと知って、不思議な体験だった。


今のところ、マインドフルネスは私にとっては

なくてはならないものとなっている。


しなければならないことは何もなく、

自分を赦していたわる気持ちが大切で、

自分に優しい態度をとれないうちは、

人にも優しくはなれないのだと知った。