1週間の韓国出張を終えて帰国した昨日の夜、ぞくぞくと寒気がして体が痛んだ。久しぶりにジジ(愛犬)と一緒に寝ようとしたけれど、蒸し暑い日本はいつも以上に暑く感じられた。ジジも暑いのか、ずっとハァハァと荒い息を吐いている。私は私で、タイレノール(解熱鎮痛剤)を飲んだ後だったので体を温めなければいけない気がしたものの、暑さに耐えかねて目を覚ました。エアコンを24度に設定すると、ようやくジジの息づかいが静かになった。蒸し暑さが消えると、私もうとうとと再び眠りに落ちた。

12時間近く眠って目を覚ますと、外はしとしとと雨が降っていた。体の痛みはすっかり消えていたけれど、肩から腰にかけての筋肉がごくわずかに固まっているのを感じる。長時間のフライトと深い眠りの代償は、心地よくも重い筋肉痛だった。ジジにご飯をあげるために朝5時に一度目は覚ましたけれど、その後は泥のように眠り続けた。雨のせいか、ジジも朝食の後はぐっすり眠っていたようだ。

久しぶりの朝のリハビリを終えてからは、自宅で午前10時ぴったりにオンラインミーティングを始めた。そこからは怒涛の業務に追われ、いつ昼食を食べて、いつ夕食を済ませたのかも定かではない。それでもどうにか食事を摂り、ジジのお散歩もこなして、気づけば夜になっていた。夜の8時になっても残った仕事を片付けようとノートパソコンを叩いていると、ジジがじっと私を見つめていた。

今日、私はジジがこの世界で一番愛おしい存在だということを、改めて深く実感した。お散歩をしている時も、ご飯をあげている時も、「なんて愛おしいんだろう」とそればかり考えていた。今月は出張が多くて、離れている時間が長かったから余計にそう思うのかもしれない。私にこんなにも尊い、四つ足の家族がいることがどれほどありがたいことか。

昼食の時、窓の外を見ると雨が降っていた。今日は一日中雨が降っていたせいで、ジジはトイレパッドに3回もおしっこを済ませ、すっかり不機嫌になっていた。ドアの方を向いて吠え、窓の外を向いては吠えた。雨の日でも、一度は外に出なければならない。そうして初めて、ジジも納得するのだ。「あぁ、雨が降っているからお散歩に行けないんだな」と。

すぐに引き返すことになると分かってはいたけれど、ジジを納得させるために、8キロのこの命をぎゅっと腕に抱きしめて1階へと降りた。外に出られると分かって、ジジは嬉しそうに弾んでいたけれど、いざ玄関を出て冷たい雨に打たれると、途端に氷のように固まってしまった。「歩きたくない」というサインだ。

「見たでしょ?雨だよ。もうお家に入ろうね」

ジジはすぐに玄関の中へと戻ろうとする。そんなにも雨に濡れるのが嫌なのだろうか。 外はまだ雨が降り続いている。気温もずいぶん下がったので、今夜は窓を開けて寝るのは難しそうだ。でも、昨日のようにジジがハァハァと暑がることもない。ジジはもうベッドにお気に入りのポジションを見つけて、眠る準備をしている。私がブログを書こうとノートパソコンを開くと、ジジがもう一度、眠たそうに目をしばたたかせながら私を見つめた。

今日は、日本に戻ってきた最初の日。それなのに、日本にいる自分に対して「なぜここにいるのか」と問いかけることはなかった。今日はそれくらい、時間が心地よく満ちていた。ここには、ジジがいてくれるからかもしれない。