昨年のクリスマスにPRKの手術を受けてから、5か月以上が過ぎました。

本当は5月半ばだった最終検診を私の仕事の都合で遅らせたのですが、ヘイズ等のトラブルはなく、無事に「卒業」となりました。


クリニックに入ると、3人ほどの方が待合室にいらっしゃいました。(完全予約制ですから、混んでいることはありません)

先生は手術中とのことで、確かに受付前にある手術室の窓が曇りガラスになっています。(ここは普段中が見えるのですが、手術が始まると同時にサッと曇りガラスのように変わるのです。)


飲み物がソファの横に置かれ、じっと座っている方は、きっとレーシックを受けられたのでしょう。PRKだとこうはいきません。麻酔が切れるまでに家かホテルに帰りつかないといけないので、手術前にすべての説明を聞き、手術後はひたすら帰りを急ぎます。


ところで、PRKの難点である術後の目薬なんですが、これを怠るとヘイズと呼ばれる白濁の原因となる繊維組織の膜が角膜上皮下にはびこってくる症状の危険があり、そのヘイズを取り除くための手術は片眼15万円ほどかかるとクリニックのホームページにありました。


PRKの手術が私が受けた時には20万円(今は上がっているというか、本来の価格に少しずつ戻されるようです。)だったので、ヘイズの手術でこれだけかかると考えると、いかに目薬を忘れてはならないかが身にしみて分かります。もちろん何度も手術を受けると、それだけ様々なリスクもありますし。


最終視力は1.2になりました。


もともと術前の先生とのお話で、私のもうすぐ45歳という年齢もあり、1.5にしてしまうと、老眼の症状が早くから感じられてしまうとのことでしたので、「1.2になるように手術しますね」とおっしゃっていたのです。


術後かなり早い時期から、1.5という視力が出ていたのですが、5か月たった今、1.2で落ち着いたのはさすが、と思いました。


ただ、これが視力低下の始まり、にならないよう、目を酷使せず、自分なりに目に優しい生活をしようと思います。


視力検査の後は、先生が目の様子を見て下さいました。


「ほとんど手術する前に近い状態になっています。」とのこと。「目薬も今お使いのものがなくなったら、終了です」

そしてカルテに「終了」と書かれました。(もちろん「これからも何か気になることがあれば、いつでも来て下さい。平成23年12月25日までは無料で診ますから」とおっしゃっていました。)


正直、目薬の回数を守れていない時もあったりしたので、ドキドキ、ヒヤヒヤものでしたが、ほっとしました。


でも、5か月たって「ほとんど」という状態ということは、やはりPRKであっても、手術の目への影響は大きいんだなとつくづく思いました。


いつもご紹介するページhttp://www.lasik-049.com/lasik_taiken/bbs.html を見ていると出てくる「ハロ」「グレア」、過矯正による「頭痛や吐き気」、「コントラストの低下」「見え方の質の低下」は私の場合は感じられません。


ごくたまにドライアイ気味な感じはありますが、少しの間目をつむっていると特に気にならなくなる程度。


近くも遠くもよく見えます。私の大好きな山での自然や草花の色も。


ただ、まだまだこれから何があるかはわかりません。


ですから、親しい人にこの手術を積極的に勧めよう、とは思いません。


ただ言えるのは、「どうしても、と思われるなら、とにかく執刀医を後悔することのないよう、しっかり選んだ方がいい」ということでしょうか。