ひどい近視や乱視で悩んでいる人にとって、大きな希望となっているのが「近視矯正手術」です。


視力が下がれば生活面でも不自由なことがいっぱいあります。


眼鏡やコンタクトでうまく矯正でき、トラブルもなければいいのですが、面倒なだけでなく、特にコンタクトレンズでは眼病も心配です。


それらの問題が、わずかな時間で、お金をかければ解消されるならば、何とかやってみたいと思う人が多いのは当然だと思います。


多くの人がそうだと思いますが、「手術が怖い」というのは、不自由さと天秤にかけると解消できても、「術後、本当によく見えるんだろうか」「見え方の点で何か問題が起こらないだろうか」「やらなければよかったと後悔することにならないだろうか」という不安は大きいのではないでしょうか。


でも、多くのレーシック関係のホームページには「それらの心配はほとんど無用です」と言わんばかりの成功体験であふれています。


しかし、このページをご覧ください。


http://www.lasik-049.com/lasik_taiken/bbs.html


これだけの方が視力矯正手術後の不具合に悩んでいることに驚かれると思います。


しかし、皆さんの周囲にもおられると思いますが、うまくいって「やってよかった」とおっしゃる方もおられます。


この違いはどこから生まれるのでしょう。


もともとの眼の状態もあるでしょう。角膜圧や網膜の状態、瞳孔径、近視・乱視の程度もあり、そこから手術の難易度も違ってくるでしょう。しかし、一番大きなポイントはやはり執刀医の判断力、腕、誠意、インフォームドコンセント」によると思います。


「レーシックをするべきでない眼」というのがあるようです。それをきちんと判断して、何らかの問題が起こる可能性があれば、事前にきちんと話してくれた上で、手術を行わない、というのも医師としてのモラルだと思います。

できないと言われると確かにがっかりしますけれど、やってしまってから問題が起こる方がその何倍も不幸です。

(上記のページの中にも「手術する前の目に戻りたい」という方が何人もおられます。)


それを無視して行うと、ひどい場合は網膜剥離や飛蚊症、過矯正から起こる頭痛や吐き気、近くが見えない、ハロやグレアがひどく、夜間運転ができない、などという不具合が起こってくるようです。

(精神的にひどく不安定になったり、仕事を辞めざるを得なかった人もいます)


また、レーシック可能な目であっても、執刀医師の技術のためにフラップがきれいに作れなかったり、しわになってしまったり、汚れが残ったままになってしまったり、レーザーを当てる位置が適切でなかったり・・・ということもあります。


よく「生涯保証」とか「何度でも再手術可能」とかいうふれこみもあるようですが、実際には角膜厚のこともありますし、難しい場合もかなりあるようです。



アフィリエイトを目的としたサイトにはいい情報しか載せられていません。(そこから手術を受けてもらって売り上げが上がるのですから当然です)


手術を受けるときには「費用」とか「有名人がやっているから(そのような場合は当然腕のいい医師が担当します)」とか「症例数が多いから」などという理由で選ばず、


しっかりとした判断をしてくれる、腕のいい医師を探すこと


それに尽きると思います。また、一か所で決めずに、2~3か所のクリニックや病院を回る方がいいと思います。特に目の状態が厳しい人(強度の近視、強度の乱視、角膜厚が足りない、網膜の状態が悪い、瞳孔径が大きい等)ならなおさらです。


あまりきちんと説明もしないまま予約のことばかり聞いてくるとか、(混んでいるから今予約しておかないとかなり先になっちゃいますよ、などと言ってその場で予約させる)、「紹介して」とばかり言ってくる病院やクリニックもどうかと思います。(私の行ったクリニックは無料の検査+30分ほどの説明の後、一切手術を勧めることはありませんでした。電話もかかってきませんでした。)