(振り返り日記です。12月26日の記録です)


睡眠導入剤は最初のみ3錠、あとは2錠ずつ飲むよう、小分け袋に入れられ、番号が振ってあります。

この薬は6時間以内に服用することはできないので、もしも6時間以内に目が覚めてしまい、かつ痛くて辛い場合は、痛み止め点眼薬ベノキシールを使うこととスタッフの方から事前に説明されていました。


一方、この「ベノキシール」は痛みに効くらしいのですが、(帰って直後の訳のわからない時に一回使ったきりなので、私は体験していません)一回使うと5時間分、上皮の再生が遅れると聞きましたので、よほどのことがない限り使わないと心に決めていました。


実際この日の記憶はあまりありません。


術後に帰宅し、すぐに眠ってからは生まれて初めて使った睡眠導入剤のためか、夢かうつつかわからない時間を過ごし、一度トイレに起きてから、もう一度睡眠導入剤を飲んだのが夜中。最初に意識がはっきりしたのは次の日のお昼くらいだったような気がします。


普段からよく寝る私は、当日の昼食、夕食、あくる日の朝食の準備までして、夫や息子たちにどうやってあたためるか等の話をしておいたのですが、それでちょうどよかった感じでした。


夫はこの日が仕事納め。確か朝トイレに起きた時にちょうど家を出る時で、「いってらっしゃい」と送り出した記憶はぼんやりあります。ごめんよ、夫。


とにかく目が乾く感覚と、奥のほうがジーンと沁みている感じがします。痛み自体が耐えられないものではないのですが、私の場合、その目の痛みが普段あまり経験のない頭痛を引き起こす感じで、やはり寝ていたほうがいいと思いました。


家の中の電灯がまぶしく感じられるのも辛かった。


簡単に昼食を用意して息子たちに食べさせ、もう一度眠りにつきました。


夫と私の寝室は二階の和室なのですが、手術に出かける前に雨戸を閉め切っておきました。

これはずいぶん楽でした。


大切なものの見え方ですが、まだまだ上皮ができていないので、ぼんやりとピントの合わない感じです。

先生は「これから一旦だんだん見えなくなります。次に3日後検診にいらっしゃる頃が最高に見えなくなっている頃かもしれません」とおっしゃっていました。


確かに手術直後より明らかに見えにくくなっています。


これは体験者の方のブログにもありましたし、一度はがした上皮が少しずつ再生しているわけですから、理屈からいっても当然だと思っていました。


ですから、見え方が悪くなっていることに対する驚きや不安はなかったのですが、この状態からどれくらいまで見えるようになるんだろう・・・という先のことに関する期待と不安の入り混じった気持ちはありました。


夕食も鴨鍋を何とか作りましたが、自分は食欲ほとんどなし。無理に食べることもないかと水分を取ることくらいであとはひたすら眠っていました。


眠りが浅いせいか、目の痛みも手伝ってか、奇妙な怪物のようなものが出てくる悪夢を10連発ほど見てしまい、これには少々うんざりでした。


当日は2時間おきに(寝ている間は気にしないでいいですとのこと)と言われた「オフロキシン」は目覚めるたびにさしていました。


眼からは何となくねばねばしたものが分泌されていたようで、起きるたびに目の周りがカピカピになっていました。ティッシュに水をつけ、あまり深追いしないように(笑)ふき取るようにしました。その後オフロキシンをさして眠っていました。