私はずっと


男性が苦手だった。



私がずっと持ってた男性観は


男の人は可愛い子にしか優しくない。


だった。



だから男の人は基本冷たくて



怖い生き物だと思ってた。



映画とかで



男性が女性に暴力を振るうシーンがあったり、



女性が男性に殺害されたりするニュースを



聞いたりすると、




深い悲しみと深い憎しみが



なぜか湧いてくる。




男性に暴力を振るわれたことはない。



父親に怒られて頭を叩かれたことはあるくらい。





でも学生時代や子供の頃は





男子に何度かひどいことを




言われたことはある。




なぜこんなに



男性が女性をないがしろにする場面が



かなしいのかな。




そこばかり過剰反応する私がいる。




それを見てやっぱり、



やっぱり男性は酷い生き物だと



思いたいのかな。




だけど、




マスターや恋愛の神様のブログを見てから




私の今までの男性観が



変わって来た。




私の彼氏はなかなかのジェントルマンで




私をいつも大事にしてくれる。





こないだの誕生日には




欲しかったお財布を買ってくれた。




高かったのに、




嬉しそうに買ってくれた。





私が行きたいと言った所に連れて行ってくれて





私の願いを叶えるために




いつも真剣な表情で考えてくれる横顔を




私は嬉しさと同じくらい




不思議な目で見つめていた。




優しい男性というものが




隣にいる不思議。




私の視点が変わっていく。




私の視点が変わったことで




今までの男性観が崩れていく。




彼氏と街を歩きながら



彼氏だけでなく、そもそも男性というものは



もしかしたら優しい生き物なのかもしれない、



と思えた。



いつも近く女性を




守ろうと真剣な



紳士達なのかもしれないと。




それは恋愛対象相手の女性じゃなくても




母親や職場の同僚や友達も




もしかしたらいつも



男性は女性の笑顔が見たくて



何かを頑張っている生き物なのかもしれない。



もう、この視点で世界を見ると



ちょっと感動的なのだけど




例えば私の職場の男性達を見ると



私、上司からアレやってって



仕事の指示受ける時、



また仕事増やすのかよって



いつもイライラしてたけど



どうやら



いつも上司は言い方を丁寧に気を付けているみたいで、




よく見ていると、



男性部下にはわりと雑に指示してるのに



私や他の女の子には



語尾が、やってくれるかな?になっている。。



事務所に入るタイミングが同じになったら、



ドアを開けてくれたり、



エレベーターでは


扉を押さえて、


先におろしてくれたり




私の生意気な文句を



笑いながら聞いてくれたり、



どうするか一緒に考えてくれたり、




これ、



上司だけじゃなくてそういえば




みんなそうなの。





職場の男性のほとんどが




実はみんな紳士だったポーン




そもそも男性が働く理由って




妻や家族を守るためだ。





見渡せばみんな




女の子に優しくしていて、




その中に私も入っている。




女の子ってだけで、




男性に優しくしてもらえる。




私ずっと男の子に生まれたかった。




女の子が嫌だった。




だけど今は




女の子ってすごい




得かもしれないと少し




思えるようになった。





そういえばずっと




ガサツな父親が嫌だったけど、



父はずっと私と姉を



必死に養ってきた。




なんて優しいんだろう。




子供の頃、母親が亡くなって




悲しみに暮れる父親の背中を見るのがつらかったけど




悲しみに暮れるって




なんて優しいんだろう。




20年も再婚しなかった。




なんて優しいんだろう。







今まで会ってきた様々な男性は




ずっと私に




私という女の子に





優しかったのかもしれないのに




私がずっと自分の女性性を認められなかったために




ちっとも気がつかなかったのだ。




もったいないことをしてきたなぁ。




私はちゃんと女の子で






男性は女の子の笑顔のために生まれてきたんだ。