オーム真理教事件の都庁に対する爆弾事件がありました。
東京都庁職員の男性が片手の親指を失う重傷を負いました。
爆弾による殺人未遂事件でした。
長い逃亡の末(オーム真理教の被疑者は長期間逮捕されていない人物がいた・全員逮捕・その中の一人)に
菊池元被告が逮捕されました。
菊池元被告は、都庁職員に対する殺人未遂事件で
爆薬の原料になるのを知りながら物質を運んだとして起訴されていました。
地裁では有罪、高裁では無罪、最高裁で無罪でした。
結論からしてこれは有罪にすべきでした。
1.まず事件当時、東京都はオーム真理教に対する宗教法人認証を取り消す運びでした。当時これに対する報復が十分考えられる異常な状況でした。
2.オーム真理教は政府に毒ガス攻撃されているという主張をしている組織だという事それを名目にいわれなき報復攻撃も考えられる状況でした。
3.オーム真理教はテロを肯定する組織である(今もやっています)。
1と3の問題は特に関係が深いかもしれません。
4.かつ菊池元被告は長期間逃亡した反省が足りない人物です。
4.の問題は菊池が自身の犯罪を認識していた動かぬ証拠です。
犯罪を起こしていると思わなかったら逃げる人はいません。逃げたという事は相当重大な犯罪に関わっているという認識がなければ不可能です。
判決は、オーム真理教による地下鉄サリン事件その他の様々なテロが発生し新たなテロが予想された当時の異常な状況を考慮していません。
東京都がオーム教の宗教法人認証を取り消そうとしていたそれがオーム教に非常に都合が悪かった当時の状況を考慮していません。
菊池元被告が
何らかの危険な化合物を作れる物質を運んでいるという抽象的な認識があっただけでは殺人未遂の立証には弱いとのことでした。
しかし、当時オーム教は宗教法人認証取り消しを阻止しようとしていました。そのことは菊池も知っていました。
政府に毒ガス攻撃されているというオーム教の主張もまさに報復を名目にしたテロを肯定する主張で
菊池もその組織のリーダー松本死刑囚に影響を受けた心理状態にありました。
この状況証拠からしたら報復を名目にしたテロをオーム教がやるのではないかという考えは菊池も分かっていたはずです。
基本的政体からしても三権分立だから、最高裁の判断は非常に重要で日本では最高裁で決まれば決定です。
しかし今般の事件については非常に疑問が多い判決でした。
まだやっているオーム教にも悪い影響がある可能性もあります。