茨城で拳銃による殺人被疑事件がありました。一名死亡・一名重傷です。
拳銃を持ったまま逃走した被疑者は、被害者の会社の従業員で、別な場所で停めてあった車の中で拳銃とともに撃たれた状態で死体で発見されました。
凶悪な事件です。
警察官は日夜治安維持のために働いています。
パトロール警官こそ地域を守る人の代表です。
捜査は警察の基本です。
今般の事件ははなはだしく暴力的で目に見える犯罪行為でしたが、最近難しいのは目に見える犯罪とともに目に見えないインターネットを通じた犯罪が多発していることです。どこの役所でも特に危機管理関連官庁にはコンピューターに詳しい人はいますし、地域の身近な犯罪への見張りと捜査、パトロール活動は極めて重要です。
日本では検挙率こそ下がりましたが犯罪発生率は低いです。何が問題でこうなったのかは分かりません。機械や乗り物の故障防止対策でも日常の点検行為が重要なようで、日常点検行為の大切さは地域の治安にも当てはまるのかもしれません。
最近の犯罪検挙率の低下は、日本社会の地域のあり方が変わった結果かもしれません。例えば何か困ったことがあっても地域の結びつきが弱くて誰にも相談できなかったりです。周りの住民とあいさつも交わせないこともあります。
地域のあり方が変わったのだから捜査もそれに合わせて変わっていかねばなりません。
社会が運命共同体ではなく利益共同体に変わって行っているのかもしれません。その一方で運命共同体認識を間違った形で押し付けた過労死なんてものもありますが。
防犯カメラも非常に大事ですし通信傍受・おとり捜査などももっと使えるようにならねばなりません。
警察官の数も足りません。警察官一人当たりの人口負担率(住民人口何人に一人の割合で警察官がいるか)は高い(すなわち警察官の数が少ない)とのことです。また警察官の給料だって高いに越したことはありません。国民が社会保障を求めるならどうしても税金は高くつきます。少子化対策も税金は高くなります。
たまに殺人被疑事件があると、自分が気に入らないと相手を殴ったり殺したりする人、爆発型の犯罪者が増えたのでしょうかとなります。実際はそこまで治安は悪化してはいないでしょうが。しかし、危機的なことに変わりはありません。
オーム真理教事件あたりから治安は曲がり角に差し掛かったのです。その後も治安は、東京都秋葉原の歩行者天国における無差別大量殺人事件、神奈川県相模原の知的障害者に対する19人も犠牲になるという無差別大量殺人事件など予断を許さない状況です。また安全保障や情報保全対策では防衛関連企業の三菱重工に対するコンピュータースパイの疑いの事件もありました。
オーム真理教事件などは豊かになったは良いけれど生きる目的が分からないということでテロ組織に忠誠を誓う人が出てきたのでしょうか。あるいは変なところに絆を求める人が出てきたのでしょうか。
治安は弱者対策や貧乏対策と同様、国の社会福祉の基本です。
警察官の多くは親切で単に事件を解決しようと純粋に社会の役に立とうとしてやっているのです。ビジネスライクに行こうという考えの人もいるでしょうがだからといっていい加減ではありません。
ただ、かつては尊敬された警察官でも小学生を誘拐しようとした事件や凶悪な事件など悪いのもいますが。信頼された警察も地に落ちたのでしょうか。ほとんどの警察官はこんなのではありません。ほとんどの警察官はこういう事件に怒っています。ただ、警察も最近は不祥事を隠さなくなりました。
世界一の警察が活躍できる国は立派な国です。
報道されるところによると最近日本では110番通報件数も増えていますしストーカー事件も増えています。都道府県予算にしても都道府県の政治家には警察の前にほんとにこれが必要かなどと今一度お考えいただきたいです。都道府県の住民にもそこをお考えいただきたいです。
なお、東京の警察力は日本一です。
なお、マスコミ・評論家・政治家の皆さんには警察にも正当防衛があることをお忘れいただきたくありません。
ただ、幸いにと言うべきか町を歩いていてそんなにリスクを感じることはありません。
日本人の高い公共マナー・倫理観の現れでしょう。
阪神淡路大震災では自動販売機の飲み物をただで上げると言われても後でお金を返しに来る人が多かったり、東日本大震災では被災者が災害救援物資の配給の場所に騒ぎもせず秩序正しく順番通りに列に並んで受け取ったりこういう幸せな心温まる現象がありました。
倫理教育が戦争教育だといくら騒いだ人がいても何だかんだ言って倫理観は根付いていたのです。
交通死亡事故も減る一方で交通安全運動・教育やガードレール・信号機・カーブミラー・標識・など道路設備も功を奏したと言われています。
通行人が財布を無くしたときに交番の警察官に金を借りて後で返しに来る人が大変多いと読みました。マスコミでも報じられていますし佐々淳行さんの目黒警察署物語でも書かれていました。少し情報が古いのでこの状況は今はどれくらい減ったのか分かりませんが。目黒警察署物語によると読売新聞の昭和62年11月27日の記事で、警視庁警ら部の集計とのことで返済率が昭和61年度中に73.6%だとのことです。
ある国では子供を外で遊ばせられないくらい治安が悪いとのことです。私の自宅の近所の男性のお母さんもメキシコに行ったときの事を私の母にそう言っていたとのことです。メキシコだけ悪いのではなく貧乏が蔓延している低所得発展途上国はどこもそうではないでしょうか。
アメリカは安全とは言っても拳銃があふれていますしね。
ご自分の地域はまだそんなにリスクは感じないということで国民が危機感を感じていないから今でも危機はあるのに対策が後手後手に回って来たのでしょうか。
大規模津波の後、災害救援物資の配給所に順番に規律正しく並んだり、大震災の揺れ(東京でさえ震度5強であり東京で死者も出ています。高層ビルに被害をおよぼすおそれがある長周期地震動も起きました)の後、東京で安全目的で電車が止まって道路が大渋滞でも一両もクラクションを鳴らさなかったりこういうことは非常に良い傾向だし日本の美徳です。
私はどうも悲観的なのですがね。
一般的に良好な治安があるからなかなか危機感を持てません。
ヤクザにからんだ事件・麻薬・女性が被害者のストーカーなど決して油断できる状況ではありません。拳銃の殺人事件にしてもこれがあるから警察官には拳銃をお持ちいただかねばなりませんし相手が持っていたとしても対処できるようにパトロールせねばならないでしょう。訓練はなされていますし。警察官は常に武術・逮捕術・拳銃などを訓練しています。
終戦後の治安状況や朝鮮戦争のころの暴動などに逆戻りすることは無いでしょうが。
どんどん地域社会の運命共同体が崩壊して利益共同体に変わっているなら治安についてもう一度考える時期かもしれません。防犯カメラは安全に対する答えの一つでしょう。
目黒警察署物語は良い本だと思います。少し古いですがポリスドキュメントとして傑作です。外勤警察官の本音が現れています。
警察活動の基本はパトロールのおまわりさんです。普通の捜査活動です。