北海道には「毛無山」という名前の山がたくさんあります。
たくさんありすぎて、どこへ行っても「あっ毛無山だっ!」となります。札幌から近いところだと、小樽へ行く途中に「毛無山展望台」がありますね。
父がまだ健在のころ、頭頂部がちょっと薄かったのでよく「お父さん、毛無山だねー」なんてバカにしていた覚えがあります。でも、ちゃんと展望台には連れていってくれました。優しい父でした。

いろいろあって、新しいお父さんが来たのですが、新しいお父さんはなんと、髪の毛を植えていました。
毎月サロンへ行って、メンテナンスするんだそうです。
何千本も植えて、お金も何百万とかかったんだそうですよ。あまり詳しくは教えてくれませんが。
植えたところは痒いんだそうで、時々柔らかいブラシでトントンしています。余計痒くなりそうですよね。でも、しないよりもましだそうです。
植える前は、スプレーみたいなので水増ししていたそうです。
水増しも大変そうだけど、植えるのも、大変そうですよ。
無ければ無いで、短くしてしまうとか、潔くしていた方が男らしいのでは?と思いますが、言えませんよね…。