毎日ふわふわとしあわせを引き寄せ続けているすす紀です。
中学校の音楽の先生をしつつピアノの演奏も頑張っています。
本日もありがとうございます。
アーティキュレーション。
恥ずかしながら私は高校生くらいまでこの言葉を知りませんでした。
高校生の時に
音符は文字。
アーティキュレーションは言葉。
フレーズは文章。
曲は物語。
・・と教わりました。
今日は/暑いですね。
これがフレーズ。
きょう/は/あつい/です/ね。
これがアーティキュレーション。
一番小さな音のかたまり。
このかたまりに、
どんな表現をつけていくのか
スラーだったりスタカートだったり
アクセントだったり、またはレガートだったり、テヌートをつけたり。
これを一つ一つ考えて、
と先生はおっしゃっていました。
洗足オンラインスクールで紹介されていた
以下の説明が私にとってはわかりやすい。
「アーティキュレーションとは、
音と音のつなぎ方や切り方でフレーズに表情を付けることを言います。
その指示のため、楽譜上には記号や用語が記されています。」
ピアノでは
これらを表現するために
運指(指番号)であったり
タッチであったり
ペダリングであったり・・
を模索し、工夫していくと思うのですが、
吹奏楽部の指導に携わらせていただいて
管楽器では
息の使い方とタンギング、
これが命であることを知りました。
(弦楽器はきっとボウイングとかなのですよね。)
以前、ある吹奏楽指導者に
楽器を吹く前に、
楽譜をよ~く見ながら
まず「タ」と「ラ」で歌う練習というのを教えていただきました。
タンギングするところを「タ」
スラーは全部「ラ」
で歌っていきます。
息もたっぷり使って。
案外、中学生は
楽器で吹くと
自分の都合で、勝手にタンギングしたりつなげたりして吹いています。
そこで、まず、楽器を外して
頭で理解するところから始めるわけです。
早くて複雑なフレーズとか
タとラで分けて歌うの、けっこう難しいです。
「タララ~ラ~ タッ タラ~」というかんじで歌っていきます。
この方法。
ピアノの練習でも使えないかしらと思ってやってみました。
ピアノはね。
たくさんの声部があるから難しいけど。
歌ってみると
冒頭から内声に「タラ、タラ」ってくるよね
(「タラララ」って弾いちゃいがち!)
じゃあ、何を工夫する?
指使い?ペダル?とか。
2段目とか3段目とか。
気分的には続きでいっちゃいそうな和音も
改めて響きを作り直さなくちゃいけないよね~とか。
冷静に楽譜を見つめることができました。
「タ」と「ラ」で楽譜を歌ってみる練習。
これは吹奏楽指導はもちろん
ピアノでも有効な気がします!
(・・いやあ~本当に。
ブラームスの「インテルメッツォ」。
深すぎる曲です、しみじみ。)
お読みいただきありがとうございます。