病院勤務を退職してから、半年が過ぎようとしています。

 

看護学校を卒業後、看護師を続けることウン十年・・・

そして、このまま定年退職を迎えるのだろうなと

当たりまえに思ってました。

 

職場で退職の挨拶をして回ると、「もったいない」とたくさんの人に声をかけられました。

“もったいない!?

上司には、『あと○○年働いたら早期退職だから、退職金が違ってくるよ・・・』

とも言われました。

 

いやいや、そういう問題ではないのですあせる

 

“そやな~。もらえるお金増えるんやったら、あと何年か働き続けた方が得か”

以前の私だったら、そう考えたと思います。

概念ですね。顕在意識で物事を考える。

じゃあ潜在意識はどう思ってる?魂の声は?

聴こうとも気付こうともしていなかったですね。

 

退職すると決心したのは

自分のやりたいことを見つけられたからなのですおねがい

 

 

ウン十年働いて、ようやくというか

その時だったからなのか

それだけの経験が必要だったということなのでしょう。

看護としては、役割を果たしてきたと思います。

 

自分自身の緩和ケアの考え方、看護の精神が変わったのではなく

癌と診断され闘病されている方へ尽力させていただきたい

そのための方法を変えたいという思いからです。

 

看護師経験を通して

癌の闘病をされている方との出会い、別れがあり

学びもたくさんいただきました。

そして、その学びを、別の方へつなげることができる

ありがたいことです。

 

たくさんの人生の一部分を伴走させてもらいました。

1人の方が、がんを告知されてから看取りまで。

時には親子で。

何年にもわたる伴走をさせてもらったこともあります。

 

緩和ケアの領域では、生死を目の当たりにする場面も多く

倫理的な問題にも直面してきました。

 

高カロリー輸液や胃ろうなど栄養の問題

家族関係に絡んだ問題

残された時間をどこで過ごすか問題

やり残したことがあるという苦悩に関する問題

 

どの問題も、これが正解!と白黒はっきりつけられるものではなく

誰のせいでもなく、誰が責任をとるのか・・・でもなく

話し合いを重ねて

そのプロセスでお互いが納得していって

でも方向性が変わったりして

そんなことがたくさんありました。

 

これまでに出会った癌と闘病されている方からの学びを無駄にすることなく

これから出会える癌闘病中の方からも学びをいただき

そして、還元することができるように

 

うまく医療を受けながらも

『自分で治す』ということのサポートがしたいのです。

 

癌克服のために、力を尽くしていきたいと思っています。

 

 


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