フェラをしているうち私の方が彼よりも興奮していく

彼のものを挿入したくなった

 

入れていい?

 

彼はまだダメっていう。

 

そんな興奮を彼はキスで抑えてくれる。

 

彼の落ち着いた呼吸が、静かなセックスを思い出させてくれた。

 

それからの挿入は流れる彼との振動にしばらく何もできない。

ただただ重ね合った体と結ばれる性器からのエネルギーが、全身全霊に放たれる。

 

エクスタシーを通して繋がる宇宙からのエナジー

全く見えない流れをただ感じる

そして見えないエナジーを彼に伝える。

 

お股を通した広がる大宇宙のコラボ

そして彼との間に流れる汗

 

そして口づけ。

 

絶頂

 

何度も何度も繰り返される

 

途中大きな手のひらで胸を包んでくれる。

 

大きく揺さぶる手がたまらなく気持ちを高めていく。

 

胸だけの揺さぶりだけの、どこまでも広がる気持ちよさには涙を誘う。

 

しばらく会えない寂しさにあったハートを全部溶かしてくれた。

 

快感の中の挿入は流れる電流が瞼の裏を真っ白にしていく

 

出会った頃、どこか寂しかった胸が本当に日々満たされていく。

 

大きくなっていく胸。

 

セックスレスに相手を感じさせたくなく、胸の大きさは隠したくなっていた。

 

今は大きくなる胸に喜びをも感じてる。

 

何度も何度も繰り返されるエクスタシー。

 

彼は私をずっと見つめる。

 

感じる姿にまるでセルフプレジャー、オナニーを見られているかのよう。

でも感じることは止められない

 

そして彼の眼差しがますます私を熱くしていく

 

彼との間にちょっぴり感じる切なさも

 

そんなのを打ち消したくなるまで、とにかく一つになろうとする

 

ちょっと前まで感じることだけに必死だったけれど、いつの間にかエナジーを彼へ届けたい私が生まれてる。

 

そして彼からのエナジーも受け取ろうとする私が生まれてる。

 

この先、SEXなんてしなくてもいい

 

と誓ったあの日がバカみたいなくらい

 

私の全てを変えていく。

 

彼は美しいと何度も言ってくれる。

 

美しさを全て消し去りたくなるこれまでに別れなさいと彼はいう。

 

美しさをもち、美しくないふりをして

 

そこそこの自分でしか生きていない

 

感じてしまった美しさ。

 

もう消せない。

 

彼からもらった唾液が

 

まるで美しく堂々とすることに誓いを立てさせられたように思う。

 

また一つ後戻りできない

 

明るい自らのスポットライトの浴びるステージに押し出された。

 

感じてしまった体はもう戻れない。