「イマしかない」と彼は言う。
過去も未来もない。
婚姻中、苛立ちの中『「幸せにする」と言ってたのに』なんて言葉が脳裏に浮かんだこともあったな。
多感な時に聞いた歌を思い出しちゃった。
大人の階段昇る
君はまだシンデレラさ
幸せは誰かがきっと運んでくれると信じてるね
少女だったといつの日か思う時が来るのさ
〜H20 想い出がいっぱい〜
アラフィフにてようやく少女を終えたのかもね。
「幸せにする」という今にない幻にしがみついてた。
今幸せ
この連続でしかない。
もしそうでなければ、その瞬間切り替えていく。
それは、痛くてつまらないセックスに付き合ってる場合ではなかったな。
そしてそんなセックスから避けなければいけない日常に目を向ける必要があった。
今この瞬間に全力を尽くす
これはセックスをきっかけに日常をも変えていく。
今この瞬間の気持ちよさこそ幸せと漏れ出る。
「永遠の愛の保証チケット」が欲しくなるけれど、二人で永遠の愛は起こしていくしかない。
今の瞬間を愛した先。
震えるような愛を一瞬一瞬感じた先。
その先は宇宙におまかせしかない。
未来に不安を感じ
過去で限界を作り出すことなく
イマ、イマ、イマ。