しばらくまた会えないかな。

 

いわゆる男性の射精でのイク。

出会ってからずっと、イクことが無いエネルギーの循環を楽しんでた彼とのセックス。

今回は循環ではないセックスとなってしまった。

 

イク瞬間。

私にはわからないから彼に聞いてみた。

 

 

・・・・・・

 

 

久しぶりの出会いだった。
と言っても、実際には一週間程度、会わなかっただけだが、毎日のように体を合わせていたから、この空白の一週間は、とてつもなく長く感じた。

会うとすぐに待ちきれないように抱き合う。

それがいつものことだったけど、今回は、仕事に付き合ってもらったから、焦れた。

仕事での打ち合わせ中も、その後の展開が頭をよぎり、落ち着かなかった。

しかも、打ち合わせが思いのほか盛り上がり、逆に、情交への期待に焦れた。

頭の中は、食事のあとのラブホのことで打ち合わせの話が頭に入ってこない。近くのラブホはどこにある?どこがいい?

私的なスケジュールは、オーバー気味だけど、仕事はうまくいき、そそくさと、食事〜ラブホ。

ここで迷う。

早めに抱き合えるラブホを選ぶか?

感じのいいラブホを選ぶか?

早い時間から、情交への想いにふらついていた私は、早く抱き合う!!
を、選んでしまう。

はたして、エネルギーの悪い空間だった。

しまったか?

でも、走り出した熱い体は止まらない。
部屋に入ると、キスを求めた。

熱い吐息が口から漏れてくる。

そそくさと、服を脱がせ、裸で抱き合う。

期待通り、彼女は胸を愛撫してくれて、そして、優しくフェラチオをしてくれた。

彼女は、決してフェラチオをやらない人だと思っていたけど、自分から、私のペニスを求めてフェラをしてくれる。

そして,上になり、手をペニスにそえて、おまんこに挿入してくれた。

決して硬くなってるわけではないので、挿入は大変なんだと思うけど、すんなりと入れてくれた。

めくるめく時間が過ぎていく。

私は、おもむろに、彼女の上になり、挿入した。

彼女のおまんこは、喜んで受け入れ、跳ね上がる。

なんだ!
この快感は?
彼女も、盛り上がっていく。
声の出方がいつもと違う。
どこか抑え気味に声を漏らすのが、今日は違う。

高み高みと昇っていく。
高みがさらなる高みを呼び起こす。

いつもと違う!!

どんどん、上りつめていく。
こんなことがあるのか?
どこまでいくのか?

同時に、おまんこの跳ね上がりもおおきくなる。
大きなウェイブが僕のペニスを刺激する。

待て待て待て待て!!
やばい。
やばい。

イクをなん度も堪える。

堪える堪える。

しかし、彼女が上り詰め切った時、堪えることに限界が来た。

初めてイッタ。
射精した。
出し尽くした。

イカずに、エネルギーを循環させるセックスが求めるセックスだけど、

全てを放出し、彼女に全てを委ねるセックスも、私の魂に必要なのかもと、頭をよぎった。

しばらく天を彷徨い、我に帰った。

感じの悪いラブホが頭をよぎる。

早く、彼女を連れ出さないと。

やはり、イヤシロチセックス。

それが最優先だと、反省した。

しばらくは、身体を休める羽目になった。

 

 

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今回は生理も乱れ、出血も始まるのか終わるのか、私にさえわからない状態。

 

重なり合いたいを優先してみれば、精子と乱れた生理の汚れの結果となったわけでもある。

 

訪れた生理に、ごく自然に対応すれば、セックスを我慢する選択もあっただろう。


 が、先々また会えなくなることも頭がよぎった。

 

彼が言う通り、今回のセックスでは私自身にとっては、爆発という表現がふさわしいほど、熱くなるもの感じた。


マトリックスの映画のワンシーンのような、緑一面の電気信号のような映像が頭の中にパーっと広がってどんどん大きく眩しくなった。その眩しさ、熱さのようなものを彼にも届けたかったんだ。


私が感じたエネルギーが彼に届く!

当たり前のようだけど見せて貰えた。


彼へ伝えたいこと、体を通して伝えることが増えているように思う。

面と向かって言葉にすることへ臆病になっている。

 

抱き合った時、もちろん嬉しかったけれど、裸でしか伝えられないもどかしさも浮かんだ。


ベッドの上が光の魂の私とするならば、服を着た私は裸の私を追いかけている。

今回は差を小さくするそのための一休みなのかな、とも思う。

 

今回訪れた場所。

あんまりいい環境ではないのだろう。

きっと一人では寄り付かない場所も、二人だと訪れることができる。

愛の力はすごいよね。


彼のイクを聞けてよかった。

聞かなければすれ違うところだったかもしれない。


早く部屋を出る彼に、自分を責めてたかな。


そして、彼の行動の奥にある「私の存在」が聞けたのは嬉しいな。