彼との3時間は、私にとっての快感の連続。

彼とのセックスには無い、彼の精子のイク。

 

『あなたを輝かせたい

それは、あなたは光り輝く原石だから。

それをいつかわかる日が来る。

僕には、そのダイアモンドの原石がどれだけ素晴らしいダイヤモンドになるか見えている。

もし、あなたがこんなにも硬く閉ざしていなければ、僕はセックスという手段を取らなかったかもしれない。

愛には、いろんな形がある。

愛の粒子は、どんなに硬い原石をも分解し尽くしてしまう』

 

という彼の思いに、じゃれあいでしかないセックスを「循環」という、わかったようでわからないセックスに、早く辿り着きたかった。

 

これまでのセックスでは、相手はどう感じているのか、相手の思考を勝手に想像し、私も思考で今の状況に対して、「どのように表現したら良いのか」考えていた。そして下手な表現力に「これであってるのかな」の繰り返し。

 

彼とのセックスでは、私自身はとにかく「感じる」という言葉だけに夢中にさせてくれた。

それだけ、セックスにおいて、日常において、彼は私に全面的な安心を与えてくれた。

 

私にとっての愛とは、「安心」なんじゃないかとも思う。

 

愛の苦しみ

 

というのは今の私には無い。

もしもそんなものがあるのなら、彼の愛が、私に苦しみが及ばないようにしてくれているように思う。

沖合で大きな波を小さく変容させるほどの彼の愛の力。

 

私はそんな彼の愛の力を感じながら、とにかく自らの性に関する感じることに集中できている。

 

日常の影のようなセックスは、セックスが中心となる日常に変化している。