「イニシエーションラブ」 乾くるみ | 瞬間(とき)の栞 

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幸せ、癒し、心の栄養になる「本と言葉」をご紹介してゆきます。
個人的な読書感想文、読書随想です。本の内容、あらすじができるだけ解るように努めています。
ただしネタバレがありますので充分ご注意ください!


最後から二行目


(絶対に先に読まないで!)


で、本書は全く違った


物語に変貌する。








「イニシエーション・ラブ 」 乾くるみ










僕がマユに出会ったのは、代打で呼ばれた
合コンの席。



やがて僕らは恋に落ちて・・・・・・。






随分まえから気になっていた小説で、
いつか読もうと買っていた本です。





読みはじめると、どんどんページが
捲られてゆき、「いったいどうなるんだろう?」
と終始考えていました。





なぜそう考えたかと言いますと






この本の裏表紙の言葉が次のように
書かれていたのです。





最後から二行目(絶対に先に読まないで!)
で、本書は全く違った物語に変貌する。





そう書いてあったら、どうしても読みたく
なるじゃありませんか?





「早く読みたい! 早く読みたい!」






思わずページの最後をめくりたくなる!





「ダメダメ、ここで読んでしまうと最後の
感動がなくなってしまう」





感情を揺さぶられながら、「んっ?」
と疑問を感じたり、「いやいや、そんなこと
はありえない。」と否定しながら
ついに最後のページへと!






えっ!







「何が起こったの?これ」






と、また最初からザ~~っとページを
捲りはじめたのです。





いろいろ仕掛けがあったんだ。






なるほど~!うまく考えて書かれた
小説ですね。






ちょうど時代背景がワタクシ世代でありまして、
BOOWYとかオメガトライブがでてききて、また
ストーリーが、side-A  side-Bになってたり。





カセットやレコードで楽しんだ世代なんですよね。





携帯もない時代。





でもなんか、もっと今よりも人とつながってた時代
かもしれません。






いや、この頃だからこの小説は書けたのでしょう!






おっと、この調子だといろいろ喋ってしまいそう・・・






あらすじを書いてしまうと、全然おもしろくないので
ぜひ、時間の空いたときにお読みくださいね。











【出典】


「イニシエーション・ラブ 」 乾くるみ  文藝春秋









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