小学校の帰り道、私は時々近道をして帰ることがありました。
そんな時、薄茶色の動く者を発見しました。
野うさぎです。
白いうさぎが一般ですが、野うさぎは、周りの草と見分けがつかないように、茶色をしています。
最近、そのうさぎの事を思い出すのです。
私の実家は、周り一面田んぼでした。
でも、あるときから減反減反
と言われるようになって、ぽつんぽつんと、何も植えていない田んぼを見るようになりました。
基盤整備も進んで、大型機械で短期間で稲刈りがすむようにはなりましたが、
今度は人間様が年を取って、若者は農業しなくなって、セイタカアワダチソウが生い茂っている田んぼが、目立つようになりました。
実家も、父が身体を壊してトラクターとか機械を使っての田んぼ仕事はできますが、その他は、母が頑張っておりました。兄が時々手伝ってはいましたが、やがて、父が亡くなり母も、80歳近くになると、足に力が入らなくなりました。
ここで、米作りはリタイアです。
かつて、辺り一面、田園風景だったのに、6月には、緑の絨毯が敷き詰められている光景が
一変してしまいました。
刈っても刈っても、あぜ道には伸びてくる草、草。
草刈り機で刈ったことがない私が言うのもなんですが、
危険で大変な作業です。
兄が、草刈り機で、マムシを刈りそうになったとか、何匹いた❗とか。言うのを聞くたびに、ゾッとしました。
さて、うさぎの話しに戻ります。野生のうさぎは、生まれて直ぐに目が見えるようになるそうです。
そして、人間様からは、けっして食べ物は食べないのだとか。
ほっとくのが一番なんですね。
敵に見つかってはいけないので、母うさぎとは、あまり一緒にいないんだとか。
人間は、どっぷりとぬるま湯の中に浸かりすぎたのか、自分で考えて行動する力が弱くなったように思います。
田んぼの周りには食べられるものがなっていました。
私は「ずぼな」と呼んでたやうに思うのですが、調べたら
チガヤと言うんだそうです。
白いフワッとしたところを食べるのです。
それと、イタドリも、よくかじってました😅😅😅
いかに、食べるものがなかったんだって、思うでしょうね。
近くに店がないので、こうして食べてたのです。
田んぼの周りにはカキもあって、
子供の頃、よく食べたので、今はわざわざ買って食べようとは思いません。
イチジク、びわも食べたし、ナツメも、近所の幼なじみのとこにあったので、食べに行ったり、やまももも、夏に取りに行った覚えがあります。
こうして、自然の恵みをたくさんもらっていたのです。
私は酸っぱくて苦手でしたが
グイメも、どこのお家にもあったし、私はどちらかと言うと、ゆすらうめ、が、美味しかったな😆
今の子供たちは、いろんな食べ物があるけど、こうして野山にある食べ物を思い出してると、かわいそうになってきました。
砂糖たくさんのおやつ。
子供たちが喜びそうな味だけど、身体には良くない❗
身体には良くない食べ物が沢山出回っている世の中において生きづらくなってきました。
このままでいいのか?
いや違うだろう。
自分で収穫して食べる喜びをもっと経験させてあげたいなと、思うこの頃です。
野うさぎの話からだいぶ、それてしまいましたが、人間本来のシンプルな生き方、いいなと、思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございましたニコニコ