日本は地域によってさまざまなお雑煮がありますよね。
子供の頃のお雑煮は、お餅は丸くて味はいりこのお出汁に醤油仕立てでした。そして、そのお雑煮は代々男が作ることになってて、一年の始まりのお雑煮は父が作ってくれたお雑煮でした。神棚に飾るお飾りも、神聖なものとしてとらえていたのでしょうか、やはり男がするものと決まっていました。除夜の鐘がなって一家で初詣でにでかけて、その帰りの車中で、明日はお餅何個?と父が聞いてくるのが、決まりでした。結婚してから、私はお雑煮を作るようになったのですが、父が作ってくれたお雑煮が食べれなくなったので、さみしい気持ちでした。子供の頃、大変だったこと嫌だったこと、沢山あったけど、
こうして振り返ってみると、けっこう楽しいこともあったんだなと思いました。
お正月は、ずっと立ちっぱなしでお客さんの接待させられて、お昼ごはんもまともに食べれなくてと、嫌なことばかりフォーカスしていれば、キリがありませんね。
忙しかった中にも、不思議と今思い返してみれば、そんなに苦痛ではなかったような、そんな気がします。それは母と一緒に居た時間だったからかもしれません。