○今○ | ●方丈記●

○今○

きれいな空をみたい。
きれいな青い空を。
はじけるような笑い声と、みんなが優しくなれるような香りと。
空を仰ぎたい。
そのために流れているのかもしれない。
私という存在を忘れて、ひたすらに走る時、
汗を流し、吐き気がしてもおかまいなしに、私を忘れた私になるなら。
そのときにきっと、今まで見えてこなかったとても大切なものが、私の中にいつのまにか、芽生えているのだろう。