「叩いてもホコリ一つ出ない人」ユンホ(TVXQ)に注がれる寛容な眼差し
新型コロナウイルスの流行で、政府により”ソーシャルディスタンス”方針が打ち立てられている韓国。マスクをしないで撮った写真をSNSにアップし、袋叩きをされる有名人が、いまだに後を絶たない韓国のネットで、なぜかこの人だけは”免罪符”を与えられているようだ。
韓国のことわざを1つ紹介しよう。
「털어서 먼지나지 않는 사람 없다(叩いてホコリの出ない人はいない)」 一見、真面目に見える人でも、細かく調べれば”過ち”や”醜悪な過去”が明るみに出るという意味である。
有名政治家や財閥のオーナーが、思わしくないスキャンダルにより、一夜にして天から地に落ちる時、世間の人々から浴びせられる”嘲笑”に近い言葉だ。
特にそう見えない人、つまり噂された事のない真面目な人こそ、よく言われる。 韓国人が疑問を提起した――叩いてホコリの出ない人は、本当にいないだろうか‥?
ここに、ことわざ”外れ”的な人物がいるので、紹介したい。
彼の名は、ユンホ。東方神起(TVXQ)のメンバーだ。
情熱的かつ美談製造機という異名
Danmee(ダンミ)というメディアを運営して、満3年という時間が経とうとしている。
たくさんの読者の方に読んでもらうべく、事件や不祥事を熱心に探して記事にしてきた。
刺激がないと読んでもらえないから‥。
だからなのか、事件や不祥事とは無縁の芸能人とは、なぜか距離(?)を感じてしまう。
その一人が、ユンホだ。
メディア歴3年のDanmeeでは、1万件を超える記事を作成してきたが、ユンホの”事件・不祥事”を取り上げたことは、記憶にない。
彼の名前で、提携メディアの記事を検索してみても、望んでいるような(?)ネタは見つからず、もっぱら美談と情熱のみに尽きる。
「つまらない人だな‥」
「情熱って、コンセプト売りじゃないか」
しかしユンホは、私に愚痴をこぼされるほどの”男”ではない。
彼の美談と情熱が”本物”であることを知るまで、さほど時間はかからなかった。
多くの人の証言や、美談の数を見ると、とても”コンセプト”だけで生成される数字ではないと気づいたのだ。
ユンホの教えに、自分を見つめ直す
社会人として、年齢を重ねていくと、度々”利己的”な自分に遭遇する時がある。
同じオフィスで働く仲間たちには特に。
多忙を極めると、思いやりは消え、苛立ちだけが増していくある日のことだった。
偶然目にしたユンホのエピソードに「おい、今私は何をしているんだ」と、自分に問いただす。
そのエピソードとは、一緒に苦労する仲間たちのために、豪快にお酒を飲むというエピソードだった。
仕事の過程や結果により、周囲から厳しい評価は付き物かもしれない。
時には、厳しい評価に挫けそうになり「何で、私を理解してくれないんだ! そんな事を言う資格があなたにはあるのか?」と、開き直ってしまう。
そんな時も、ユンホに助けられた。
敢えて、別のことわざを言わせていただくと
しかし先日、思わしくない出来事の報せを受けた。
コロナ禍に伴い、韓国政府の防疫方針により、飲食店などの営業時間が午後9時から午後10時までに延長されることになった韓国。
ユンホは知人とともに、ソウル市内の飲食店に深夜0時ごろまで滞在し、立件されたという報せに一瞬、「ユンホ、やっちまったな‥なぜ」という思いと、誠心誠意努力して積み上げてきた実績が、台無しになるのではという不安が頭をよぎる。
すぐさま、ネットの反応を確認した。
「?」
オンラインコミュニティーサイトには、なんと「たった一度のミスを責めてはいけない」という温かな眼差しで埋め尽くされているではないか。
何を隠そう! 私の口から笑みがこぼれた。
しかし一方で、「なぜ彼にだけ、世間は寛容的なのか」と妬んでいる自分もいた。 そう、ユンホは韓国で”叩いてもホコリが出ない人”だと認められているのだ。
***
この投稿をする前に、編集部のスタッフたちに少し心配された。
「推しすぎると、公平性がないと言われますよ」
「他のファンから背を向けられはしませんか?」
もちろん、承知の上だ。
私は”アイドル”ユンホのファンではなく、”人間”ユンホに惚れた未熟な人間なだけだ。
「털어서 먼지나지 않는 사람 없다(叩いてホコリの出ない人はいない)」
今回ユンホは、韓国政府の防疫方針を守らないという”ホコリ”を出してしまったが、このことわざには当てはまらないような気がする。
敢えてことわざを用いるのであれば「猿も木から落ちる」が、いいのではないか。
https://danmee.jp/knews/k-pop/tvxq-yunho-6/
普段の行いでここまで違うものかと…
ちょっとビックリもしたね
それさえも負担になってはしないかと
心配するおばちゃんだけどねww