キュレーションGの月初会で、
我々が目指す理想の組織像について話をしました。
事業の成長には、"組織"と"人材"の成長がセットで必要です。
上半期は事業について議論する時間が多かったのですが、
この一ヶ月ほどは、ボード陣で改めて我々の事業部を、
どのような組織にしていきたいかの議論に時間を使っていました。
事業運営にビジョンが必要なように、
組織運営にも、どのような組織にしたいかという理想状態=価値観の定義が必要です。
我々の組織が抱えている固有の事情を加味して、
どのような組織にしていくのが良いだろうか。
共通言語となり、行動規範となり、
判断に迷った時に立ち返ることができる、
組織のメンバーと共有したい価値観とはどのようなものだろうか。
納得のいくまで議論を続け、次の3つに集約できました。
- 市場の先駆けとなるイノベーティブなメディアを創る
- 各領域のプロフェッショナルとして、最後まで高いクオリティに拘る
- 互いに助け合い、四位一体の掛け算を起こす
※四位一体…企画、技術、デザイン、編集
さらに、全体の組織スローガンを、「さきがけ」としました。
意味(先駆け、魁)
1. 物事のはじめとなること 。また、まっさきに事をはじめること。
2. まっさきに敵中に攻め入ること。
メディア事業が「100年に一度の変革の時代」などと言われて久しいですが、
実際に分散型メディアや動画など、ルールチェンジ要素が次々と出現し、
新旧プレイヤーが入り乱れる様は、群雄割拠、戦国時代の様相を呈しています。
少しでも気を抜けばあっという間に過去のメディアです。
事業のレベルだけでなく、組織や個人のレベルにおいても、
「イノベーティブなメディア創り=新しいチャレンジ」にトライするDNAを練り込むのは、
自然なことと思っています。
我々自身、納得のいく定義が出来たと思っているのですが、
サイバーエージェントがミッションステートメントや、
マキシムズで組織のぶれない価値観を共有し、
企業文化を事業上の強みと言えるレベルまで昇華させているように、
この価値観の基に、強い競争優位をもたらす組織文化を築いていきたいと思います。
(補足)
元々メディア本部全体で掲げている
金星との棲み分けについてはこういうことです。
・金星=事業スローガン
・さきがけ=組織スローガン
月初会では、我々のメディアが、
「さきがけて」金星をあげましょう、という話をしました