24日午前中、鯖江市高年大学の課外授業・市民公開講座 「白川文字学から漢字のなりたちを考える」 が開催され、受講してきました。
かねてから福井県民として、福井県が誇る白川静先生の文字学について学んでみたいと思っていたので、ご案内をいただいてすぐスケジュール帳に記入しておきました。
講師は栗田明美氏 興味深いお話を聴くことが出来ました。
ご自身の名前の漢字を白川文字学で解説されました。
栗はイガのついた実が生る木の形、田は一人が作れる大きさの田んぼの形、
明は「太陽と月」ではなく「窓から月光が射しこむこと」、美はお供えの羊
白川静先生(1910~2006年)(96歳)は、中国古代文字である甲骨文字や金文を分析され、従来の漢字解釈を覆し、中国の古代人の生活と意識にまで踏み込んだ新たな漢字体系「白川文字学」を確立されました。
私たちが教えられてきた漢字の成り立ちは、起源100年頃(後漢)に許慎が著した『説文解字』(最古の字典)の字源解釈に基づいていました。
許慎は甲骨文字や金文という古代文字の存在を知らなかったので、篆書(てんしょ)を基にしていて、本来の成り立ちと違う解釈がなされたということだそうです。
白川静先生が編まれた「字統」「字訓」「字通」など多数の著書も見せていただきました。
白川文字学の本はたくさん出ているので、小学生向けの易しくとっつきやすい物から読んでみたいと思います。
「字通」はすごい厚みでした。
福井県立図書館には「白川文字学の室(へや)」があります。
近々行ってみたいと思います。
「政」は、手に鞭を持って「もっと!もっと!」と言って税を取る。
それが「政治」の始まりだった。
なんと!!
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