延暦寺の最後に東塔地区を参拝しました。

横川も西塔の駐車場はガラガラでしたが、さすがに東塔の延暦寺第一駐車場はけっこう埋まっていました。
紅葉も一番綺麗に色づいているような感じでした。

最初に大講堂を参拝しました。
この大講堂は旧大講堂が1956年に火災で焼失した後に、1964年に東麓の坂本の東照宮の讃仏堂を移築・再建したものです。

本尊は大日如来ですが、その他に比叡山で修学され一宗一派を開かれた日蓮、道元、栄西、円珍、法然、親鸞、良忍、真盛、一遍の像が関係各宗派から寄進され安置されています。

このお堂に参詣しただけでも比叡山が日本大乗仏教発祥の霊山であることを伺い知ることができます。

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大講堂脇の紅葉の色づきがとても綺麗です。

次に根本中堂を参拝しましたが、途中の紅葉はかなり綺麗に色づいていました。

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根本中堂は比叡山延暦寺の総本堂で、宗祖伝教大師(最澄)が延暦7年(788)に一乗止観院として創建し、伝教大師が自ら刻んだといわれている秘佛本尊薬師如来がまつられています。
薬師如来の本尊厨子前の釣灯篭には開創以来1200年間消えることなく「不滅の法灯」が輝いています。

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ただ、延暦寺の「不滅の法灯」は信長の焼討ちで一度絶えていますが、山形県の立石寺に分灯されていたものを移して現在に伝わっています。

根本中堂の前にある石段を上がったところに、比叡山の総門の役目を果たす文殊楼があります。


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1668年の火災後の再建で、楼上には学問の仏様として崇拝されている「知恵の文殊菩薩」が祀られています。

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最後に阿弥陀堂を参拝しました。
1937年に建立された、壇信徒の先祖回向の道場で本尊阿弥陀如来を祀る内部は広々しており、天井廻りの部材には平安後期ないし鎌倉中期頃の様式である極彩色が施してありとても美しいお堂です。

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またお堂前に水琴窟があり、美しい響きを聞くことができます。


動画です。
http://www.youtube.com/watch?v=Dy9VQaP2veg

http://www.youtube.com/watch?v=jNYnIdJvxp4