手紙を書いてみた!  〜たった一通の手紙が人生を変える〜 水野敬也 著 | 修造のブログ

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今年の年末年始に、この本「たった一通の手紙が人生を変える」に出会った。



これは今の世の中、Lineやメールで仕事やプライベートのコミュニケーションを
取ることがほとんどであるが、それを敢えて直筆の手紙を書くことにより、
より深い自分の思いを相手に伝えることができることが綴られていた。

この本には、第二次世界大戦の前に、インドのガンジーがドイツのヒトラーに戦争を思いとどまらせる手紙や、夏目漱石が借金依頼を断った粋な手紙、スティーブジョブスが感涙必死のラブレターなどを例として具体的に解説している。

私もこの年末年始の長い休みに手紙を書いてみようと思った。
それは、最近疎遠となっている娘に手紙を書いた。

まずは、パソコンのメモ帳でネットカフェに篭り、約3時間自分の思いを綴った。
(この本では、親や子供への手紙を書く際の具体的な書き方があったのでそれを参考とした。)

その後、喫茶店に入って、便箋に丁寧に書き写し、全部で便箋に4枚になった。

それを書きながら、なぜだか涙が止まらなかった。
こんなに、娘のことを想っていたなんて自分でも信じられなかった。

かわいい封筒をダイソーで選び、正月なのでお年玉も額は高くないが、
それを手紙に添えた。

家に帰って、娘の部屋にいって手紙を渡すことは正直できなかった。
ちょうど、娘が洗面所に来たのでその時に渡した。
「これ、手紙!!」と言って渡そうかと思ったが、
「これ、お年玉!!」と言って渡していた。
照れ隠しであった。

娘は「ラッキー!!」と屈託なく言った。
それが私には、天使の声に聞こえた。

ほぼ、娘とは会話もしていない期間が長かった。
「ラッキー!!」の本当にたわいもない一言が嬉しかった!

娘がまだ小さかった時、よく一緒に遊んだ。
毎年、夏のキャンプに行った。冬には一緒にスキーをした。
そういったことが、その一言で一気に思い出された。
また、涙がでた。

今年の4月には彼女は就職をして社会に出ていく。
私は、彼女を今は見守るしかない。

手紙を書いたことで、沢山の感動をもらった。
泣いたことなんて、何年、いや何十年もなかった。

この手紙を書くことによって、彼女への怒りは自然と消えた。

これから、社会へ出ればいろいろな楽しいことや、困難があるであろう。
でも、私は彼女の心がまた、小さい頃のように自分に戻ってくると信じている。