ただ、思いを募らせることが出来ることが、こんなに幸せなんて。
ただ、その幸せをかみ締める日が来るなんて。
風に波打つ一面の黄金色を見ながら、そんなことを考えていた。
時々聞こえてくるのは鳥の声。せせらぎ。視界に時々まぎれる巨岩や、巨木、あるいはただの雑木林。何もかもが、そこにあるようにあることが、なぜだかやけに幸せなことに思えた。
いつもと違う日常ではない。
ただ、あるようにあるだけなのに。
ここのところ、時々心が折れそうになっていた。でも、……気づく。風になびくのなんて当たり前だ。折れなきゃ、いいんだ……
一つ一つが私に何かを教えてくれている気分になる。
それが、幸せなことなんだと。
ないことをいじけるのではなく、あることに感謝して。
今は雲に覆われているかも知れないけれど、大事なことは「諦めない」こと。
何度だって繰り返していい。
雲がなくなれば、そこには間違いなく太陽が、あるいは満天の星があること、そのことを忘れないこと。
だからずっと、好きです。