源氏の女性 | 萌え燃え日常戦記

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時に萌え、時に滾り、時に凹む柊の日常をつづります

夕方の記事で書いた本がこちらです。

kazuさんのブログで紹介されていて 、注文しに行ったら、なんと店頭にありました。

タイトルだけ見たら、お店の方分からなかったみたいだけど、調べてると表紙の画像が出てきて、見た瞬間「あっ!ひらめき電球」ってなったみたいです。


「源氏物語」に学ぶ女性の気品



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まだ、全部は読めていませんが、大好きな六条の御息所と朧月夜は読みましたよるんるん
著者の方が予備校の先生ということもあるのかも知れませんが、そんなに奇抜なことが書いてあるわけではありません。

個性的な解釈とかを読みたいのだったら、やっぱり「源氏好き」の小説家さんとかの方が面白いかな。


でも、これの個性はそれぞれにピックアップされた短歌がついてて、解説してある所。

こういうのは、さすがだなぁって思いますね。


それにしても……

やっぱり六条の御息所って、源氏の中でもちょっと特別なんですよねぇ。

ここからは私見ですが。


六条の御息所の話ってのは、本当に色んな切り口があると思うんですよ。

女って怖いなぁってのもそうだろうし、それ以外にもいろいろ②

でも……六条の御息所ではなく、それを書いた紫式部って人を思うとき。


彼女は何を言いたくて、こんなキャラを書いたんだろうって。


そういう観点から言うとね、多分これに尽きると思う。

「若い女が年増女をバカに(ないがしろに)すると、とんでもないことになるよ。分かっててやるんなら、命掛ける覚悟でやんな」ってね。

あっ、紫式部のガラがちょっと悪くなったけど。


夕顔っていう女性が正直私はどうしても好きになれないっていうのはあるんだけど。

葵は好きです。そういうことを差し引きしてもね、やっぱりそこの所で……うーん、人のプライドってのは、気を使わなきゃいけないんだよ、って言うか。


夕顔を取り殺したのは、「私という女がありながら」というプライドだし、葵に関しては「車争い」が引き金になってるってのは間違いがなくて。

どっちも六条の心を、源氏が元々傷つけてたところに、それぞれが、傷を開いて塩を塗りこんで、っていう部分があると思うんですよ。

もちろん、悪気はなかったとは思うけど、それは問題じゃない。

で、その結果「命を奪われる」


でも、ただ、命を奪うだけだと彼女たちは源氏の中で「永遠の女性」になって藤壺の仲間入りをしちゃうから、自分を地獄に落としてでも、源氏の心に傷を作る。

「あんたが私を傷つけたから、彼女たちは死んだんだ。ざまぁ見ろ」ってね。

ま、もちろん、男性から見たら、六条は怖いだろうね。でも……私は愛おしくて堪らない。

そして……それを書いた紫式部を思う。


彼女も、物語にこんな話を差し込みたくなるくらい、男を、あるいは相手の女を恨んだことがあるんだろうか、と。

もちろん、源氏物語はフィクションで、実際に彼女が体験したとは限らないのは百も承知で。

でも、モノカキってのは、自分が体験も見聞も想像もしたことのないことは、絶対に書けない。

彼女が、じゃなくても、まわりにそんな女性がいたんだろうか。


若くて、無邪気で、天真爛漫に年増女の傷をえぐり、取り殺されて死んだ女性が。

あるいは、そんな女に耐え切れずに、若い女を呪い殺そうとした女性が。

それを思うと、どうしようもなく切なくなるのです。